双極性障害ってそもそも何?
どうも。
双極性障害って何なんだろうと思う人もいますよね。でも、私が説明するよりもネットで検索をかけてもらえばたくさんの説明のページが出てきますので、そちらを読んでいる方がいいと思います。
それでも簡単に言っておくと、気分の波があるということですね。
気分がこんな状態の時を「躁(そう)」と言います。
こんな時や
こんな時を「鬱(うつ)」と言います。
合わせて、躁鬱病と昔は呼ばれていました。そちらの方が馴染みがあるかもしれませんね。
ところが、双極性障害は1型と2型があります。
1型がこれまでの躁鬱病と呼ばれていた方の症状です。それに対して、2型というのはうつ症状は同じですが、躁が軽くしか出ない状態をさします。なので、2型は躁状態に気づかず、「うつ」と診断されてしまうことが多いのです。(私も最初はうつとして治療されていました。抗うつ薬を飲み続けて躁転しました。)
うつ病とされている方の中に双極性障害であるかたは、結構な確率でいるだろうと言われています。治療薬も異なるので、早く正確な診断がくだることを祈っています。
双極性障害のための薬というのは、多くがてんかん薬です。双極性障害にも効果があるということで使用されています。躁にならないようにコントロールし、うつを持ち上げる。そういった系の薬が多いです。なるべく波をなくす薬ですね。これが何種類かあって、どれが自分に適するかは試してみないとわからないそうです。これはトライアンドエラーでやっていくしかないですね。
で、この気分の波はどんな感じで起きるのかというと、「生理現象」と同じだそうです。人によって周期が違いますが、トイレに行きたいと同じようなもので、波が起こってしまうのは仕方のないことだそうです(主治医曰く)だから、薬でその波を小さくするんだということです。決して波がなくなるとは言われません。
1型の人の躁状態は、社会的立場を失うほどの状況を引き起こしてしまうそうです。本人に病気の意識はありませんが、入院させるケースが多いそうです。それに対して、2型の躁はそこまでいきません。少し高額な買い物をする、アイデアがいっぱいでるなど、一見すると調子がいいんだなと思える程度です。ところが、どちらの場合も、これはテンションの前借り状態であり、いずれ返済しなければなりません。それが「うつ」です。
うつ症状は1型も2型も差はないようです。単極性のうつと症状もよく似ています。こうなった時はもうどうしようもないですよね。ところが双極性障害の場合は抗うつ薬を使うと躁転してしまう危険性があるのです。波が上がってくるのを待つしかありません。
そして、「躁」と「うつ」の間にあるのが混合期です。これは起きない人もいます。私も躁からうつになるときに生じますが、うつから躁になるときは生じません。不思議なものです。こちらはネット上では1型に多いとあったり、2型に多いとあったりします。どちらが正しいのかわかりませんが、2型の私はあります。そして、この時期が一番自殺しやすいと言われました。2型に自殺が多いというデータは一致しているので、混合期は2型に多いのかもしれないと私は思っています。
ゆっくりと波が変化しているときは、しんどいですが、まだましなんです。結構しんどいのは1日のうちに変化することです。
1日の中でコロコロ変わることがあります。朝はテンション高いのに、昼間にはうつ状態になってきてまた夕方には上がってきて、夜にはうつが・・・
もうこんな感じになります。頭の中ぐちゃぐちゃです。頭が忙しないって感じですね。これも混合期の一種らしいですが、しんどいですよ。この状態で仕事をしていましたので、とても疲れました。それなのに不眠で寝られないとなれば、もう大ダメージです。
とまあ、よくある症状を並べ立てました。
あとはラピッドサイクラーというのもありますね。躁鬱が早い周期で繰り返す状態ですね。私はそれの可能性も結構高いです。1ヶ月半くらいのペースで入れ替わりがありますからね。
正しい知識は、各クリニックの説明ページがただしいと思います。私はあくまで患者として経験を混ぜながら書いてみました。双極性障害のみなさんそれぞれの部分もあるし、もっとこうだよっていう部分もあると思います。ただ、何も知識がない状態では怖いと思いますので、少しでも知識を得て(病識を得るといいます)、対抗策を講じて行きましょう。