精神障害福祉手帳を取得することについて
どうも。
双極性障害と診断が降りてから、ネットで色々検索していると、精神障害手帳を取れることをしりました。ブログや市町村のHPを見て、病院に伝えて専用の診断書を書いてもらって、役所に持って行きました。それと同時に自立支援制度の申請もしました。
自立支援制度の申請をしておくと、精神疾患に関わる診察、投薬が1割負担になります。(市町村により、基準は異なります)登録病院と薬剤薬局だけなので、制限はかかりますが、かかりつけ医を指定しておけば問題ありません。数週間ごとに行きますし、それなりの薬を飲んでいるので、オススメの制度です。もっと知らせてくれたらいいのにと思います。
さて、自立支援制度はそれほどハードルはないと思います。申し込んでおくとお得だなぐらいだと思いますが、障害者手帳となると、一気に心のハードルがあがりますよね。なにせ、「障がい者」になってしまうわけですから。
もしかすると、こんな感じで、この世とあの世の境目並みに敷居を感じてしまうかもしれません。
でも、私はほとんどハードルはありませんでした。取れると分かったとき、すぐに申請しようと思いました。それは、大学の時に「障がい者と人権」という授業を履修していたこと(確かⅠ〜Ⅳまであったと思います)、おじいちゃんが脳梗塞で倒れたあと、身体障害者であったこと。この2点がハードルをすごく下げてくれていました。障がい者も生きている人間であって、世の中で生活する上で、手助けが必要なだけと思っていたからです。その手助けをお願いする時に手帳を使えばいいと思っていました。
しかし、手帳を取得してから現実の知ってしまいました。
精神障害って手帳持っててもあまり手助けしてもらえないんですよね。
例えば電車。JRは、身体と知的障がい手帳では割引で乗れますが、精神障害の手帳では割り引いてもらえません。私鉄はJRに倣うので割り引いてくれません。(パニック障害を起こしている私にとってはむしろ関係ないのでここで訴えるのは異なるかもしれません)
やったことはないのでわかりませんが、ネット上の情報でいえば、就職をしようとした際も精神障害は枠が小さいと言われていますね。
以上のことから、手帳を取得してもそれほどメリットはないかもしれません。でも、その中からいくつかメリットがあったことをお伝えしたいと思います。
①所得控除がある
手帳を取得しておくと微々たるものですが、所得控除があるので、税金が少し安くなります。ただし、年末調整や確定申告時に会社にバレるので、隠したい人はできません。
②博物館など割引や無料になる
色々な展示会場で障がい者割引があります。無料になったり、介助者も1名OKだったりするので、お得です。私はここをメインで使っています。ちなみに映画はいつでも1000円になります。映画はまだ使っていませんけどね。
③手助けが必要な時に証明になる
仕事をしていた時、仕事がどんどん回ってきます。管理職が気を利かせて気をつけてくれていても、同僚は気づきません。その時に、双極性障害であると伝えても理解してもらえないことが多いです。よく分からないといった感じです。その時に障がい者手帳を出して、これが降りるくらいなんですというと分かってもらえます。やっぱり手帳を持っているというのは衝撃みたいです。
④駐車場の割引がある
障がい者手帳を持っていると病院や役所など駐車場代が無料になります。パニック障害を抱えている私にとっては移動手段が車ということが多いので助かります。でも、駐車場の管理事務所などで申請する時に、この人が?みたいな顔をされるのが少し辛いです。でも、タダになるなら我慢します!
こういったところでしょうか。見た目からはわからない障がいなので、それを証明できるものがあるのは助かります。日常生活でも社会生活でも手助けなしには生きていけてませんからね。でも、じぶんできるようになりたいです。早く安定した生活を取り戻せるように頑張ろうと思います。