双極性障害2型と暮らす

双極性障害2型、仕事をしながら薬調整をしようとしたが、失敗。2度目の休職者(1年間)。睡眠改善、薬の使い方を調整後、復職。現在挑戦中のきままなブログ

幻覚と幻聴の話

どうも。

 

私は幻覚と幻聴に悩まされた時期があります。

 

幻覚は、初期症状の時はカバンや窓に人の顔が浮かんで見えるようになったことです。壁に目があったこともあります。

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症状が進行してくると、職場内に落とし穴があって、部屋を移動するだけで一苦労になりました。そして、家の中にストレスの原因となった人物が現れるようになりました。それを追い払おうと必死になった記憶があります。冷静に考えたら家にいるはずはないんですけど。いつも寝かかった時に見えていました。だから夢か現実かわからなかったのです。

 

幻聴は、同じ時期、希死念慮が強かった時期に起きていました。悪口を言われるというよりも

「死んだら楽になるよ」

「こっちにおいで」(ベランダの向こうから聞こえる)

のようなものが多く、死を誘うような感じでした。いや、あの時は死ぬと考えていなかったと思います。楽になりたかっただけでした。

でも、多くの人が経験する幻聴は自分の悪口を言っているように感じるそうです。そういう意味でも、病院の先生は少し不思議がっていました。被害妄想はなかったようです。

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私の場合は、この現象は脳の興奮状態によるものだと言われました。うつ症状の時も脳の興奮状態が続くため、脳の興奮を抑える薬を飲むと抑えられました。(ほとんど眠たくなる薬なので、眠らせて落ち着かせるイメージです)

でも、薬が効くまでは非常にしんどかったのを覚えています。目が見えるときは特にですね。あちこちにあるように感じて外を出歩くのも怖かったです。常にストーカーされている感覚です。

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ネットでフリーのイラストを使わせてもらっていますが、本当にこんな感じでした。このイラストには男性にはなにもありませんが、うつ症状があったときは、自分自身にもこの黒い影が乗っかっている感じです。黒い大きなスライムみたいなのが自分にへばりついているんです。体も気分も重くしてくるんですよね。それに加えての幻覚と幻聴。本当にしんどかった時期です。

 

今は、幻覚も幻聴もあまり起こりません。幻聴がたまにあるくらいです。それもうつ期に入ってひどくなったときですね。そのかわり、衝動が起こるようになった感じです。結局脳の興奮状態が引き起こしているので、現象が変わっただけで、根本そのものは変わりません。

 

脳自体に昔から興味がありましたが、まさか自分が脳に作用する薬を飲むことになるとは思っていませんでした。しかも、さまざまな症状に・・・でも、うつ状態にならなければ起きないので、それほど恐れてはいません。異変を感じたら止めればいいのですから。ただし、仕事中に起きると困るんですよね。頓服を使えば眠ってしまいますから。

 

幻覚や幻聴のある人もしばらくはしんどいと思いますが、止め方がわかってくれば大丈夫です。たまに、幻聴に返事をしてしまって自分で可笑しくて笑いそうになるときがあります。今はそれくらいの付き合いになっています。合う薬が見つかって、うまく付き合えることを祈っています。