双極性障害と日記
どうも。
双極性障害と日記について書いておこうと思います。
私は、双極性障害と診断される前から、「うつ期」に日記を書いています。うつ期を抜けると日記を書かなくなるのですが、「うつ」の時は日記を書いています。何度かうつ期を経験していますが、最初の休職に入った時の「うつ状態」だった時の日記と昨年8月の安定していた時から崩れた時点での日記の2つが大きな日記として残っています。
なぜ生きているのか。なぜ生きていかないといけないのか。いかに死にたいのか。マイナスなことばかりが書いてあります。少しましな日があったりもするけれど、基本的には死にたいことが書いてあります。その日にあったことが少し書かれていて、その時の気持ちが書かれています。いろんなことに対して、興味関心を失っているので、何であんなことをしたんだろうってことが書かれているんです。
最初の方の日記は、幻聴や幻覚についても書かれています。2冊目の日記は死にたい気持ちが多く書かれています。書いてあることを見ると、その時、どの症状が一番なのか見えてきます。
最近のうつ期には日記を書こうと思いません。もちろんブログに書いてしまえばいいというのもありますが、ひどく落ち込んでいないと言葉を吐き出さないからです。落ち込むところまで落ち込んで、始めて弱音を吐けるんです。
日記に書くという行為は記録としての性格性もありますが、誰かに見せるものでも、後世に残すものでもない、極めて私的な個人的なものです。だから、好きなことを書いていいと思います。気持ちを言葉に吐き出して、うまく消化できない人は、書いて消化するのも一つの手だと思います。自分はそんな方法でさえ、落ち込みまくって、危機にならないとできないんです。
いろんなことを考えたり、思いついたりはするんですけど、いろんなことに対してどんな感情を抱いているのかわかっていないんです。どう表現したらいいのかわからないんです。
大学の文学部を出ていますが、自分の気持ちを表す言葉を知らないんです。見つかってないんです。現代語の最大級の辞書「日本国語大辞典」を探せば載っているかもしれませんが、とても探し出せる大きさの辞書ではありません。新しい言葉を作り出すくらいの意気込みが必要かもしれませんが、そんなパワーはありません。
自分の行動や動作、その時に感じている気持ちについてよくわかっていません。病院では「衝動」と説明している感覚も本当にいわゆる「衝動」なのかわかりません。病院では「焦燥感」という表現をされたりもします。「焦燥感」というのも言葉の意味はわかりますが、その気持ちがどういう状況なのかわかりません。
感情、気持ちに関しての言葉とそれに合致する具体的な状況がわからないのです。
こういう点はアスペルガーの特徴でもあるそうですね。言葉としては理解できても、気持ちがわからない。そういう点では私は分からなくて苦しんでいます。受験期に小説問題が難しいと思って、勉強しました。日本人はこのように来たらこのように反応するんだという、ある種小説に通じる反応の仕方を覚えて問題を解いていました。気持ちなんて分からないからです。
だけど、今は経験値でこういうことなのかな?と思って処理していることが多くあります。でも、この病気の状態の気分、気持ち、感情をどう表現すればいいのか分からず苦しんでいます。書いていけば何か見つかりますかね。そして、それを掴んだ時に何か変わるんでしょうかね。
それは誰にもわからない。
これに尽きるんでしょうね。