物の見え方
どうも。
物の見え方について書こうと思います。今回の記事で扱うのは、人によって考え方が違うので、同じものでも捉え方が異なるといった類の話ではなく、現実、物理的なものの見え方の話です。
私は、昔から物の見え方が人と少し異なっているようです。自分ではわかりません。人がどういう風に見えているのか分かりません。自分が違うと言われたのは、小学生の頃です。
窓から見える景色を描きましょう
これが課題だったと思います。新緑のいい季節で、窓からは緑の葉が生い茂る大きな木が見えていました。いや、その木しか見えていませんでした。私は大雑把に描くことができず、細部からちまちまと描き始めるタイプで、人一倍時間がかかります。葉っぱの一枚一枚から描き始めるんですね。
何日も残されて描かされた記憶があります。そして、私は色ぬりの時に、茶色や赤で塗ったんです。窓から見える景色の中でも秋の季節が好きでしたからね。
そうしたら、こんな風に言われました。
こんな絵を描く人は、この世であなた1人でしょう。ふざけているのか、頭が狂っているのかどちらかよ。
ショッキングでしたね。担任の先生にそんな風に言われると思っていなかったし、まじめにやっていたんですけどね。「窓から見える景色」と言われたので、四季折々の中から一つを選んだら、「今見える窓からの景色」だったんですよ。それならそうと言ってくれたらいいのにと思いました。
さらに、この絵はこれだけで終わらず、保護者会でも話題になったそうです。こんな絵を描く奇妙な子がいると先生が批判していたと親が言っていました。
それくらいボロカスに言われる美術センスしかないんです。
でも、この事件もそうですが、それ以外でも絵を描くとうまく描けないんです。平面を平面に写すことは難なくできるんですが、見た空間を平面に起こすことができないんです。どうしても立体に見えるものが絵によって平面に見える理由がわからないんです。
これは、錯視の実験で明らかになりました。立体に見える平面図をだまし絵のようにされていても、平面にしか見えないんですよね。引っかからないんです。
どうも、立体を平面に見る能力が欠落してるんですよね。多分。
だから、平面に落とし込んだものを取り入れるしかないんですよね。
空間認識の力はすごく強いみたいなんです。小学生の頃、知能検査させられたことあって、デコボコした能力の持ち主でした。IQが120前後ということで、知的障害どころか、周囲と合わないでしょうって言われました。それで余計、担任はイラついていましたけどね。
当時はその意味わかってなかったんですけど、120くらいあると、適切な教育を受けていれば、もっと違う方向に向かっていったのかもしれませんね。
これも、アスペルガー症候群の一種だと思います。美術で度々辛い目にはあいましたけどね。
だけど、今はそんなことで評価されるわけではないし、好きなようにやればいいので、気にしません。
ただ、見え方が違うので、よく話が噛み合わないことがありますが、相手に合わすことにしています。だって、多分、見えてないの自分だから(笑