双極性障害2型と暮らす

双極性障害2型、仕事をしながら薬調整をしようとしたが、失敗。2度目の休職者(1年間)。睡眠改善、薬の使い方を調整後、復職。現在挑戦中のきままなブログ

有給を取る理由を聞かれたら・・・

どうも。

 

仕事をしながら双極性障害を抱えていると、必ずと言っていいくらいぶち当たる問題が、急な休みです。うつ状態がひどくなってくると動けない時が出て来てしまいます。

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こんな感じでゆるーく動けないのならいいですが、本当はもっと深刻ですよね。布団から起き上がれず、トイレにも行けず、ただ体が鉛のようになって動けない。あの感覚はなった人にしかわかりません。起きているのに金縛り?みたいな状態です。

私も休職する前、うつ期には動けない日があり、朝連絡していました。電話連絡できる程度の時もありますが、電話をかけても声がうまく出せないこともありました。電話ではわからないから同僚にLINEでもいいから伝えてと言われてしまいました・・・

私は、仕事をしている時に調子が悪くなり、その状態を一から知っている人が多く、また、障害者手帳を取得したことも公言しているので、理由は言わずとも通じました。だから、ある程度休む時のハードルは低かったと言えます。しかし、ルール上休める上限があるので、それを超えてしまう状況下になったため、休職しました。

これがもし、クローズにしていて、理由を言えと言われた場合、大変だろうなぁと思います。

 

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本来、有給を取得するのに理由は述べなくて良いそうです。だから、有給を取得しますというか、申請書を出せばそれで済むはずです。ですが、会社側にも忙しい時期がありますよね。その人がいないと業務に著しい遅滞が生じる場合は、時季変更権があるそうです。つまり、違う日にしてくれということですね。

 

ただ、うつ状態の時の休みというのは時季を変更してくれと言われてもできませんよね。緊急を要する休みになるわけですから。というか、行けたら行ってると言いたくなる状態です。それに、この日に調子悪くなるとかわからないので、事前に申請することもできません。(事前に体調不良のためって申請したら、嘘だと思われそうですよね)だから、クローズにしている場合、「体調不良で・・・」としか言いようがないと思います。

 

そこで、クローズにして働くことにこだわった方がいいのか、上司にだけでもオープンしてしまった方がいいのかと思います。限定的オープンの仕方ですね。一部の上役の人にだけオープンにしておいて、何かあった場合は庇ってもらうというやり方です。管理職の立場にある人は、労働者の健康面に配慮する義務があります。だから、障がいや病状を知ってしまった以上、無理な指示はできなくなります。他の同僚からは少し怪しまれるかもしれませんが、クローズにする限りは少し我慢しなければならないと思います。クローズにするということは健常者と一緒の扱いをしてもらうということになるからです。同じ仕事量を求められて、こなせなければ、障がいを抜きにして、健常者同士でも立場が危うくなりますからね。

 

しかし、オープンにしたら会社にいられなくなる。絶対に辞めさせられる。という場合、私は、取れるものを取って辞めてしまったほうがいいんじゃないかと思います。心身のことを考えてもらえない職場にいれば、確実に自分の心身を破壊してしまいます。そして、本当に動けなくなった時、会社は助けてくれません。休職も期限があって、それを超えると切られてしまうわけですからね。そうなる前に自分から切って、療養するか次に進むかをした方が、身のためかと思っています。

 

最初からこのように思っていたわけではありません。収入が無くなったら生活して行けなくなるので、どんなに我慢しても仕事をすべきだと思っていました。仕事上で病気になったら、なんとかしてくれるだろうと考えていました。

でも、初めてうつになって休職した時、何も救ってくれないんだなって思いました。身分保障してる(復職できる権利がある)状態にあるだけマシでしょ?という感じでしかささえてくれません。休職中にも税金は払わないといけません。税金は前年の収入を元に計算されますからね。さらには、通院にお金がかかります。そして、生活費もかかるわけです。仕事に打ち込んで体を壊せば、自己責任。会社は救ってはくれないのです。

 

そのかわり、社会には少し援助してくれる制度があります。精神病を発症し、通院して6ヶ月以上経てば、自立支援制度を受けることができます。これを受けると、精神科の通院と投薬が1割負担になります。(自治体、年収などで違いがありますが、多くがそうです)1年6ヶ月以上経つと、精神病の種類によっては、精神障害福祉手帳(障害者手帳)の受給要件を満たします。病状によって受けられない場合もありますが、医師の診断書を添えて役所に提出すれば受けられます。(私は3級でした。)

 

障害者手帳を受けるというのは少しハードルがあるかもしれませんが、オープンにしなければわからないので、私は受けても構わないと思っていました。一応、税金の控除があります。受給要件を満たして、認定されれば控除されるので、少しでも支出を減らせます。

 

心身に不調を来たせば、自分で自分の身を守るしかなくなります。会社は親じゃありません。守ってくれません。働いて役に立つ状態の時は守ってくれますが、そうでなくなれば基本的に捨てられます。(そうならない会社なら本当にいい会社だと思います。勤務時間をフレキシブルに考えてくれるとか)

 

私は、有給の理由を聞いてから有給の判断する会社はそれほど良い会社だと思いません。なんでもオープンにしやすい環境で自分から言う場合はいいと思いますが、言わさせられる場合は考えものだと思います。自分の身を守るという点から、労働と自分のあり方を見つめ直した方がいいのかなと思います。

私の場合は、転職がしづらい仕事です。多分同業で、身分を落としてならできる仕事です。でも、休職制度はある程度整っているので、休んでいます。それでも、仕事が自分を救ってくれるわけではありません。休めるだけです。それだけでもありがたいと思っている自分がいますが、本当にそうかな?と思うこともよくあります。

 

今の世の中は色々な状況、働き方があると思います。昔のようにサラリーマンが大半の世の中ではなくなっているので。最悪起業することを考えた方がいいんじゃないかと思うことすらあります。でも、できる自信がありません。だけど、調べています。何かいいネタがないかとネットで調べていますが、ネットに出てくる情報はすでに手遅れです。認知されていることをやったって、先にやったもん勝ちです。ネットでも調べて出てこないことを思いついた時が勝負でしょう。

 

休みながらも次の機会を狙っています。今の予定では一応復職するつもりです。でも、色々とこなせない業務量です。お金を貯めて、起業することも視野に入れながらやっていこうと思っています。

 

みなさんは、どう過ごしますか?