双極性障害2型と暮らす

双極性障害2型、仕事をしながら薬調整をしようとしたが、失敗。2度目の休職者(1年間)。睡眠改善、薬の使い方を調整後、復職。現在挑戦中のきままなブログ

『属さない勇気 まんがでわかる「ウシジマくん×ホリエモン」生き方改革』を読みました②。

どうも。

 

前回の記事で書ききれなかったので、続きを書いていきたいと思います。

 

soukyoku2.hatenablog.com

 

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では、行きましょうー!

目次

 

「裏切りなんてものは感情の問題にすぎない!ビジネスに感情を持ち込んでも意味はない!」

このマンガでホリエモンに出会う女の子がいます。彼女はADをやっているのですが、自分が手がけた企画番組を先輩に取られてしまいます。先輩に裏切られたと思っているのですが、先輩はどこ吹く風。そのことに怒りを表し、ホリエモンに愚痴ります。そうするとホリエモンが上のセリフを言うんです。

裏切りなんていうものは裏切られた側の一方的な感情であって、本人は何も思っていないということらしいです。対策としてはそういう人を身近に置かないこと。万が一そういう目に遭ってもすぐに忘れること。そこにこだわったとしても成長が見込めないからというもの。

 

この点については納得できます。感情って持ち込んでもいいことないんですよね。仕事上で相手に裏切られた、出しぬかれたと思うのも、そこに属している中で出世したい、上に行きたいという気持ちがあったり、周りから評価されたいという気持ちから生じるものですよね。本当に自分が好きで、その分野に貢献できたと思うのであれば、誰が発表してもいい。むしろ、自分よりも適任者がいるかもしれないと思えるはずです。

それに、裏切られた感情を引きずっても仕方ないですよね。忘れる、近くに置かない。これに限ると思います。人間関係は広い方が良い、という幻惑に囚われていると、人を切ることができないんだと思います。

私の仕事は毎年人が大きく変わります。同僚は多少の変化ですが、相手にする人は大きく変わります。半年、もしくは1年の付き合いがほとんどです。感情的になって相手しているとこっちが持ちません。それに感情的に付き合って、好き嫌いで評価するようでは公平性に欠けます。私は基本的に数値に置き換えます。評価できる項目を作って数値化しておくんです。そうして、定期的に集計して算出します。その方が、黙々と頑張っているタイプ、目立ってはいるが何もしていないタイプ、バランス良くやっているタイプなど色々見えてきます。

自分の感情や感覚というのは、全く無視するわけではありませんが、大抵偏りが出ます。思い込みですね。やっぱり人ですから、人当たりのいい人はいいなぁと思い、無愛想だと悪い印象を持っちゃいます。でも、数値化してみると無愛想な人が自分と一番向き合っていると分かるときがあります。そんな人を低評価するなんてひどい話ですよね。私はそうならないように気をつけています。

 

「世の中の大半の人は自分以外のことに、本質的には関心がないのだ。」

会社を辞められない、異動できない人の多くはプライドが高い。そしてそのプライドというのは自意識過剰の産物だという内容です。本質的に人は他人に関心が無い。だから自由に振る舞えば良いということです。「やりたいことがたくさんあれば全部やればいい」それが〆の言葉として投げかけられています。

 

この自分以外のことに、本質的に関心が無いというのは、双極性障害になって実感しました。いつも人のことを気にかけているように見える人でも、何かあったり、機会があるごとに「大丈夫?」とか「無理していない?」と声をかけているだけです。

最初に休職する前は「大丈夫です」と答えていましたし、優しい人がいるなぁと思っていました。管理職も声をかけてくれていました。ところが、実際に休職することになったら、定期連絡以外は基本的に忘れられます。同期や年が近い人は個人的に連絡してくれますが、それ以外は何もありません。基本的に自分のことで精一杯なんです。

復職してから色々と根掘り葉掘り聞いてくるのは。ベテラン勢でした。それは心配していると言うよりは話のネタを探しているようでした。私は彼らを信じないことにしています。旧式の考えを先輩から引き継ぎ、凝り固まっている存在でもあるからです。

社会で浸透しているものもなかなか浸透しません。パソコンが一人一台あるようになったのも10年経っていないと思います。それくらい遅いんです。しかも、その10年前の状態のパソコンのまま更新されていません。公式のサポートが終了しているものを使わせて、セキュリティに気をつけろと言うんです。多分、セキュリティという言葉の意味分かっていないと思います。よっぽど自分のパソコンの方が安全だよと思わされてしまいます。

そして、双極性障害になって、仕事で関係のある人に障害の特徴を相談しました。そのときは分かったと言いますが、すぐに忘れます。体調に波があるので、約束が実行できるか分からない、何か準備等必要なことは複数人配置して欲しいとお願いし、了承を取ったにもかかわらず、一人だったりします。昔なら、無理して行ってたかもしれませんが、一度休職し、誰も助けてくれないことが分かっていたので、調子が悪ければ堂々と休むことにしました。もちろんいけるときは行きますが。

そうして、休まれることで初めて思い出すみたいです。後で謝られました。プレッシャーになっていたんじゃないかって。その通りです。だから、「この日」って限定された仕事はダメだったので、「いついつまでにやってほしい」という期間のある仕事を引き受けました。軽躁のときならば、かなり速く終わらせるので、そういう点では重宝されました。「主任」という名ばかりの連絡役をやっていました。

だから、今の休職もなるべく人に見つからないように休職しました。連絡を定期的に取り合っている人はいますが、ベテラン勢は新年度になって、私の席に代理の人がいることで初めて気づいたんじゃないかと思います。

 

まとめ

手ぶらで生きることはできないですが、属さないことに対してはなるほどなぁと思っています。今の仕事も好きな部分はありますが

「好きなこと」+「面倒なこと」「嫌なこと」「理不尽なこと」「非効率的なこと」

って感じです。こんなけ嫌なことがあるのに何で続けているんだろうって思ってしまいます。そこには、マンガの主人公の女の子のように「安定して給料をもらえるから」というのがあるかもしれません。それと社会的信用ですね。銀行で住宅ローン組むのは一発でいけました。というか、いまだに銀行とかでは社会的信用の高い仕事です。世間ではディスられたり、労働状況が問題視されたりしてますけどね。

私が精神に異常を来したのは、上記の周辺部分と言うよりも、「パワハラ」があったからです。証拠がないので認定されないので、個人的な問題として扱われていますけどね。録音してれば良かったーって思います。でも、そのときはもう手の打ちようがなかったんです。

「好きなこと」だけをする環境を作りたいですけど、今の職場、今の社会制度に風穴開けてからにしたいです。多分、自分が接してる社会の技術を持ち込めば、旧来式の人の仕事を潰せます。私がやっていることは「仕事を奪うことだ」という人もいました。でも、世間ではどんどんその技術が取り入れられています。私はそういうことを拒絶するのではなく、取り入れて、付加価値をさらにつけてやればいいと思っています。そういう意味では、「自由な視点」を持っています。

仕事の割り振り方も「みんな平等に」が暗黙知になっています。それもしょっちゅう壊します。これが得意な人って感じで得意なところに割り当てます。そうすると、ベテラン勢はどこにも手を挙げません。だから、本当に何も仕事を割り当てないことがあります。やりたくなかったらいなくていいと思うからです。でも、そういう人を辞めさせる機能が今の仕事にはないので、生き延びるんです。

 

ここまで書けば私の仕事が何か、なんとなく想像つくかもしれませんね。でもいいです。実際に書いたわけではないので。復職できたら数年は働いてお金貯めて、フリーになろうかなぁ。そのためにはもうちょっと肩書きが欲しいなぁ。やっぱりその道の経験が無いと語りづらいので。

てなことを考えている今日この頃でした。