地震と精神病
どうも。
最近はカラスの記事が多くて、このブログはカラスとの対抗ブログかと思われるかもしれませんが、双極性障害とともに生きることを書いているブログです。
さて、みなさんご存じの通り6月18日(月)午前7時58分に大きな揺れに襲われました。私は大阪市内の南部に住んでいるので、震央の地域ほどの揺れや被害はありませんが、それなりに揺れました。
昨年の夏に引っ越したところなので、大きな家具は地震対策をしていましたし、阪神淡路大震災があってから以降、眠るところに大きな家具が降ってこないように配置して寝ているので、大きな被害にはあっていません。
↓地震のあと書いた記事↓
このときは地震についてと、地震の町の状況について書きましたが、今回は私のことを書きたいと思います。
目次
- 1 地震の後、避難グッズを確認、設置
- 2 地震が来るかもしれない という不安
- 3 大阪府 880万人一斉避難訓練
- 4 薬をどうやって手に入れるのか
- 5 そういうことも考えたらヘルプマークを持っておく方がいい?
1 地震の後、避難グッズを確認、設置
これまで地震と言えば、一度大きな地震が来ればそれで終わりでした。もちろん余震はありますが、徐々に収まっていくイメージでした。阪神淡路大震災以降、多くの大きな地震はそのような感じだったと思います。
ところが、東北の大震災、熊本の大地震などは、大きな地震の後に大きな地震が来て、被害が拡大していました。地震があったとき、他人事と思わず、その後のニュース、復興の状態、見続けていました。
だから、頭の中で、今回の地震もこれで終わりと思ってはいけないと思いました。
恥ずかしながら、家具の設置や固定はしていましたが、避難グッズは用意していませんでした。しかし、持ち出せるようにしていないだけで、ある程度の備蓄はしていたので、今回はそれらを鞄に詰めて、玄関口に用意しておきました。
いつでも逃げられるように。そうやって準備しました。
地震のあった日は、そういう準備に気が立っていて、夕方に疲れて眠ってしまいましたが、気分の落ち込みは感じられませんでした。
2 地震が来るかもしれない という不安
大きな地震の後2,3日で大きな地震が来ることが多い。そのことを認識していたので、地震に対しての恐怖心が高まっています。
双極性障害になってから、不安障害も伴っているので、抗不安薬を飲んでいました。最初の頃は朝昼晩と飲んで、さらには不安が高まるときに飲んでいました。
休職をするようになってから、不安症状は落ち着いてきたので、朝、晩になりました。さらに進んで、頓服になって、不安が大きくなったときに飲むと言う形になりました。なので、しばらくは1日1回くらいに減っていたので、依存性のある薬から脱出できるかなぁと思っていました。
しかし、今回の地震で、また来るかもしれないという恐怖がプレッシャーになっています。活断層の地震では、緊急地震速報が間に合わないということがはっきりしました。報道では震央近く・・・としていますが、そんなことありません。大阪市内の南部ですら、揺れはじめて数秒後で来ました。
これで一つ分かったことは、緊急地震速報がなる前に揺れを感じたら、ヤバい大きな揺れになることです。
こういうニュースが流れたくらいです。予知ではないということ。それは分かっています。地震の初期微動を感知しての通知です。だから、いかに早く伝えるかを究めた仕組みだと思います。
でも、今回、この緊急地震速報が間に合ってないと言う声が多くなった原因の一つに大きな刷り込みがあったからだと私は考えています。
3 大阪府 880万人一斉避難訓練
こういう訓練が大阪では行われているのをご存じでしょうか?
今年で7年目です。
実はこの訓練では、携帯に緊急エリアメールが来て、その通知を見て避難行動を取りましょうって言う取り組みなんです。
学校現場ではこの訓練の告知など行います。ただし、学校現場の状況に応じて任せられています。本当に避難訓練する場合尾もあれば、行事として避難訓練があるので、この時はしないと言う場合もあります。
大阪府の場合は、小中では携帯電話持ち込み禁止、高校では使用禁止です。この制度ができたものもう数年前、少し見直しが必要なんじゃないかと思います。たとえば、ICT機器を使うように推進する一環で、タブレットの使用を認めている一方で、スマホは禁止・・・というのもおかしいですよね。授業中にタブレット出して、調べ物しているんですって言われたら、現場ではどう対応したらいいのか悩みます。
高校現場では、授業中の使用は禁止していますが、休み時間の使用まで禁止するのは大変です・・・
ちなみに、うちの学校では文化祭とかぶっていることが多く、避難行動は取っていませんが、避難訓練の時間が近づくとスマホがなるかどうか待ちます。やっぱりちゃんと作動するか確認したいですからね。
そういえば、その中でも必ず鳴らないスマホがありました。私の前のスマホは訓練のメールが来ると電源が落ちると言う現象でした。2年連続だったので、間違いありません。今は新しいのに替えたので、この間のはきちんとなりましたけどね。
さて、なぜこの話を持ち出したのかというと、この避難訓練の方法に問題があったからです。
緊急地震速報が来たら、地震の被害を最小限に抑えられるように行動を取ること
となっています。つまり、「緊急地震速報→回避行動→安全を確認後、非難」という流れで練習しているのです。
学校にいなかったとしても、この訓練を見かけたり、スマホが鳴ったりすれば、上記のような手順がすり込まれていきます。緊急地震速報が先に来るとどこかで意識していたんですよね。
だから、地震速報が揺れている最中に来たときには、「遅いよ」って思っちゃったわけです。突き上げ感があったので、断層系の地震だとすぐに察知しましたが、どれくらいの震度で来るか分からなかったので、非常に恐怖でした。
4 薬をどうやって手に入れるのか
私は今回の地震で被害がほとんどない地域なので、病院もやっていますし、薬局もやっています。電車や車で行かないで良いように、自転車、徒歩でいける圏内に引っ越したので、すぐに通えるのですが、「上町断層」が動いた場合、私たちの地域は壊滅的な状況になると思われます。
そうなった場合、精神病の薬をどうするか。悩みます。
飲み続けなければならない薬もありますし、飲まなくなると離脱作用の起きる薬も飲んでいます。
今回はまだ2週間分くらいもらっていたので、大丈夫ですが、明日病院だって時に地震があったらどうしようと思います。
実際、繋がりのあるブロガーさんはまさにその状態でした。電車は止まってしまったので使えません。かなり距離のあるところの病院に通っているらしく、不安を覚えながらも車で通われたそうです。一応、病院や薬局に電話して、近くで薬をもらえないか問い合わせたようでしたが、ダメだったそうです。
もし、薬が手に入らず、飲まない状態が続いて離脱症状が避難場所で現れたとしたら最悪ですよね。不安の中、一人もがき苦しむことになるんですよね。考えただけでぞっとします。
5 そういうことも考えたらヘルプマークを持っておく方がいい?
緊急時、私たちのような精神疾患のある人は、ヘルプマークを所持しておくと良いかもしれません。
いちいち口では説明していられませんし、かといって、自分からべらべらしゃべるようなことでもないですしね。持っていると、「あれ?この人何持ってるんだろう?」って思ってもらえるかもしれません。
まだまだマークの普及率が低いので、結局は説明しないといけないかもしれないですけどね・・・
緊急時はいつもと違う状態になることを覚悟しておかなければなりませんが、そういう場合、どのように行動すれば良いのか、病院でも確かめておいた方が良いかもしませんね。まだ少し先ですが次の病院時に確認しておこうと思います。