藤森神社~伏見稲荷までの旅 ー 移動と昼食・貴太呂 ―
どうも。
今回は、藤森神社から伏見稲荷までの旅の移動とお昼ご飯の出来事を書いていきたいと思います。
目次
1 移動距離は2,1キロ
藤森神社から伏見稲荷までは、2,1キロの道のりです。
所要時間も25分なので、まぁ、歩けなくはないかなと思いました。それに歩けるとネットにあったと聞いたので、道中もいろいろと見て回れると思って歩き始めました。その頃が11時50分頃だったので、どこかお店でお昼ご飯を食べようとなりました。伏見稲荷の方に行ってしまうと人がたくさんいそうだったので、その前に済ませようということになりました。
(お気づきかと思いますが電車で12分かかる距離なので、電車に乗るという選択肢も充分ありえます)
2 道中何も無い!
こんな風に書くと怒られるかもしれませんが、たまにコンビニが出てくるくらいで、あとは何もありませんでした。お店らしきところも閉まっていました。定休日なのか廃業したのか分からない状況です。
そして、何よりも、「誰も歩いていない!」状況でした。てっきり、歩けると書いてあったので、もう少しいろんな人が歩いていると思っていました。ところが、車のすれ違いと人が一人通れる歩道があるくらいの道でした。車に当たりそうで結構恐かったです・・・
そして、お昼食べられそうなところが見つからないのです。
10分くらい過ぎたところで、一件あったのですが、中をのぞくと常連っぽいおじいさんがいっぱいで席が埋まっていました。
諦めて、さらに歩き続けます。そうすると駅が見えてきました。
駅前には店があるかもしれない!
そう思って、ちょっと道を曲がって、駅前に行ったんです。
あった!
グーグルマップの写真ですが、ここです。実際はもう少しオンボロ・・・いや、味わいのある感じになっていました。
中をのぞくとだれもいませんでした。厨房でおばちゃんが一人いたので、声を掛けるとどうぞーと中に通してくれました。全席カウンターの小さなお店です。
暑い中歩いてきて、「涼しい―」って言いたかったんですけど、なんか、扉や窓が全開で、卓上の小さな扇風機が回っているだけ・・・「暑い―」って状態でした。エアコンあるけど、入ってなかった・・・
「熱いお茶がいい?冷たいお水がいい?」
と聞かれました。即答で「お水で」と答えました。
「おばちゃんになると暑いお茶がいいねんけど、やっぱり若い人は違うねー」
と言われたので、
「藤森神社から歩いてきて、暑いんです」
って答えたら、
「遠っ。よう歩いてきたなぁ。歩けんことないけど、ほとんどの人電車乗るで」
と言われました。ごもっとも。歩いてみて思いました。ってなりました。
そこからおばちゃんと会話が続きます。メニュー決まったら言ってねーと言われたので、入り口で決めてきました!とすぐに返事しました。
「大名丼」という聞き慣れないモノがあったからです。
そこからも、どこから来たの?何している人なの?と世間話が続きます。
(お水まだ?)
そう思っていると10分くらいして、氷をピックで割り始めました。えっ?何してるの?と思ったら、お水に入れる氷でした。
私の方は氷8割水2割くらいの大きな氷でした。これはじっくり溶かしながら飲むというスタイルですね。
お店には行って10分ちょっと。
次にとった行動は、たまねぎを取りだして、皮をむき始めました。
その間もずっとしゃべっています。話が長かったのでまとめると
・徳島出身
・43年間やっている
・昔は四国に帰るのに、岸和田から舟に乗っていった
・お父ちゃんは4年前に死んだ
・京都の人になりたくなくて、建前と本音を使い分けない(本音オンリー)
・外国人の客はお金ちょろまかすから気をつけないと行けない
・中国人は特に危険(中国のお金を入れたり、コインゲームのメダルを混ぜてくる
・一人だけ払って逃げようとするグループがある
・200メートルの選手だった(競技不明
というようなことを延々と聞かされました。
さて、30分くらい経過したときに、ようやく、鍋に火をかけ始めました。
そこに、お客さんとしておばあちゃんが登場。常連さんらしく、すっと座って、いつものビールを頼んでいました。(ビール出るまでも10分くらい)。トマトとアジを注文しました。
そうしたら、このおばあちゃんにも、どっから来たのか、何しに来たのかと聞かれました。で、大阪からだと答えると、このおばあちゃん、昔大阪、難波、神戸で働いていたからよく知っているとのこと。今日はキムチを買いに鶴橋まで行くんだと行っていました。
なんと年齢は83歳でした。足腰も元気で、どこでも電車を使って出かけていくようです。お気に入りのモノが各地にあって、それを求めて出かけていくそうです。話していて思ったのですが、かなり頭のキレる人でした。お店のおばちゃんが、「こんなんがお母ちゃんやったら子どもたまらんでな。」と言っていました。(確かに・・・)
そんな話をしていたら急にお店のおばちゃんが、「あっ!」と叫んだのです。そして次の瞬間、衝撃の言葉が・・・
お兄ちゃん、ごめん!大事なモノ買い忘れてた!今から買いに行くからちょっと待っててな!!
Σ(-□-|||)なんですとー!?
えっ?えぇ・・・
勢いにおされて了解してしまったんですけど、すでに25分くらい経っています。
「おばちゃん、200メートルの選手やから、すぐやから!!」
「あっ?ビール出しとこか?」
後からきたおばちゃんのビールが出ていなかったので、ビールを出して、走って去って行きました。
お店に残された私たち。
これ、悪いやつだったらお店のお金盗んで逃げてもおかしくないよ?
って思いました。
そして、お客のおばあちゃんとのトーク。
年金で生活していて、毎日外食で済ましているようです。そして、欲しいものを買いにおでかけ。・・・(勝ち組だ)と思ってしまいました。
お店のおばちゃんは70代半ば、そして83歳のおばあちゃんは悠々自適な生活。これが格差社会かと思ってしまいました。
しばらくして、お店のおばちゃんが帰ってきました。何買い忘れたんだろうと思っていたら、「卵」でした。うーん、いろんなものに使いそうなモノなのに(笑
そして、50分経過して、大名丼が出てきました。
何かのフライを卵でとじたどんぶりでした。味はまずくないけど、おいしいっって感じになるよりも、どこか家で食べているかのような感じでした。フライはアジ?って感じでした。どこが大名なんだろうって思っていました。
ネットで大名丼って調べて出てくるモノとは全く別のモノでした。
10分ちょっとで食べ終わって、お店を後にしました。お店を出るときも、伏見稲荷いったら、外国人ばかりだよって教えて貰いました。食べ物を服に付けてきたり、財布すったりするから気をつけやって教えて貰いました。
そのお店から伏見稲荷はすぐでした。
そして、伏見稲荷は。。。おばちゃんたちの言うとおりの状況でした・・・
3 伏見稲荷までに体力の半分は使い果たした
私は知らない人と全く話せないというわけではありませんが、あまり得意ではありません。短いやりとりなら疲れないんですが、結局1時間すこしお話しをすることになったので、どっと疲れてしまいました。
でも、この後さらにハードモードが待っていたのです・・・
その内容は次回の記事でご紹介します。