藤森神社~伏見稲荷までの旅~ ー伏見稲荷編ー
どうも。
藤森神社から伏見稲荷までの行程をブログにしています。濃厚な一日だったので、複数の記事に分けて書いています。
その①(藤森神社編)
その②(移動中・貴太呂編)
そして、今回です。それでは行きましょう!
目次
1 おばちゃんたちの警告
前回の記事の最後にも書きましたが、お昼ご飯を食べた「貴太呂」でおばちゃんたちから伏見稲荷に行くときの注意点を教えてもらいました。
・今や外国人だらけで日本人を探すのが難しい。
・もう京都、いや日本は外国人無しではやっていけない。お金を落としてくれるから。
・食べ歩きが当たり前。服とかに付けてくるから気をつけて。
・掏摸が多くなった。鞄には気をつけて。
ということでした。最近は日本人も少なくなったので、こうやって観光に来る日本人を観ると安心するわーっていってくださいました。
2 伏見稲荷駅から大混雑
お昼ご飯の店から、伏見稲荷まではすぐでした。踏切渡ってすぐ見えてきました。
駅から少しだけ信号渡るんですが、その駅前に人がうじゃうじゃ・・・
黒髪がほとんど見えません。かといって、ヤンキーがいるわけではありません。外国人の方々ですね。日本経済を回していただける来賓です。
さて、中に入りました。それなりに人がいましたが、動きが取れないほどではありませんでした。まずは手前のところでお祈りして、御朱印をいただきました。
うーんとですね、二つ窓口があって、おじいちゃんと若い女の子が座っていたんですね。おじいちゃんの方が先に空いたので、前の人が行き、次に私。そして、若い女の子に当たったんですけど、こんな感じだったんです。
大抵御朱印ってその神社オリジナルの書き方が有り、行書体でザザザット書いて、「読めないー」とか思いながらもらうことが多いんですが・・・一字一字楷書体ではっきりと書いてくれました。うーん、これなら自分で書けちゃいそう。
おじいちゃんの方で書いてもらったひとに見せてもらったら、行書体で力強く書かれていました。うーん、わがままですか?行書体が良かったかな・・・(笑
3 伏見稲荷と言えば千本鳥居
伏見稲荷といえば、やっぱり千本鳥居でしょう。あの朱色の鳥居が立て続けに立っている。その中を抜けて山を登っていく。それが伏見稲荷のイメージなんじゃないでしょうか?ということで出発!
写真上の方が切れちゃっていますけど「右側通行」って書いてありました。それが数ヵ国語に翻訳されています。まぁ、基本的にみんな右側を通っていますよね。戻ってくるであろう左側。なんか少ないですよね。時間帯の問題なのかなぁって思っていました。
そこから、上っていくこと数分。山の中はやっぱり涼しいとか思って上っていました。そして、要所要所にお店があって、上り道とお帰り道に分かれていました。ここでいうお帰り道は「途中で諦める」ということを指しています。なんでこんなに引き返すルートが用意されているんだろうって思いながら上がっていました。
そして、その原因が分かってきました。上れば上るほど、心が折れそうになるんです。道中に地図があるんですが、上っても上っても地図の現在地が上ってくれないんです。こんなに上ったのに、まだここ?って感じなります。もう息も上がってそろそろしんどいなぁって言うところで、4分の1程度場所の地図が出てくるんです。そして、そこに休憩所が有り、お帰り道が用意されていました。
そこから、引き返す人が多いんです。なんせ、まだ上がありますからね。一応そこでも御朱印がもらえます。
ここでは紙タイプなので、あとで自分で貼るタイプです。まぁ、ここのもらって、降りたところで何の問題も無いと思いますが、まだ上があるんですよ。地図で言えばまだ4倍近く上らないと行けません。ここまでで30分経ってないくらいだったので、十分行けるかなと思いました。お店の看板に小さく、次の地点まで10分と書いてあったので、よしっと思いました。
4 頂上目指して「鬼の道」に
さ、行きましょう。と思って、登り口をみると一気に人がいない。とにかくみんな下山していきます。下山ルートにも鳥居が立っているので、ちゃんとした道に見えますが、あれば脱落者ルートです。心が折れたらその道です。
負けるかっ!双極性障害でメンタルやられているけれど、ここでも心は折れまいと頑張りました。
そのルートに入ると、一気に外国人がいなくなりました。みなさん、降りて行ってるんですね。そしてわずかな日本人が上にいました。その道中にもまたしても心折れそうな引き返すルートが・・・そして、登り道はあっても、降りるルートが見えない。あとどれくらいあるのか分からないことがプレッシャーになっていきます。このままでは・・・
って、あれ?着いた?
頂上ではないけれど、途中のポイントに着いた。地図を見ると一気に進んでいる。あれ?こんな短時間で??
そうなんです。地図の縮尺がおかしかったんです。下の部分が短く描かれているけれど、実はそこが長くて、上の部分が長く強調して描かれていたんです。だから、上まではもう少し頑張れば登り切れるんです。
そうやってあれよあれよという間に上までたどり着きました。
それでも、20分ちょっと掛かったと思います。
完全な頂上でもらえるわけではありませんが、頂上を越えたその先でもらえる御朱印です。こちらには右上に「登拝」と書いてあるように、登頂した証です。
その後は下りが待っているんですがなんとか登り切りました。
あの休憩ポイントからさらにあるかのように書かれていたので「鬼の道」と呼んでいましたが、思ったよりも鬼の道じゃありませんでした。
5 下りは楽ちん?
さて、下山です。下りは楽かなぁと思ったら、階段降りるのって上るのよりも恐いです。下見て歩かないと躓いてしまいそうで・・・
とにかく下っていくと、途中の休憩所が出てきました。トイレがしばらく無かったので、そこでお手洗いに行ったのですが、そこで、一緒になった少年に話しかけられました。
「あのーすいません。ここを登る人ですか?」
「そうだけど。。。もう上ってきたよ。今から降りるねん」
「そうなんですか。僕も上ってきて降りるんですけど、爪割れたんです」
「足の爪?こけたん?」
「いえ、これです」
と、足を見せてきたのですが、「クロックス」でした。
「お母さん、今日ここ来るっていってくれなくて、来たら上らされたんです。だから足痛くなって、先言ってくれたらいいと思いません?」
「えぇーそうなん。それは辛かったなぁ。まだ下り続くそうやし、気いつけや」
「ありがとうございます」
そして少年は去って行きました。なぜかトイレで愚痴を聞かされましたが、あの道をクロックスで行くとは強者です。
下りは下り専用のルートが用意されていました。引き返すルートとは別でした。そこはもう鳥居がほとんどありません。階段が用意されているだけで、気づくと伏見稲荷の敷地外に出ていました。上まで登った強者用ルートです。
それまでは自動販売機の値段が山頂価格だったため、飲み物がなくなりかけていて、どうしようかと悩んでいたのですが、途中に百円自販機がありました。
やったーと思って飲み物を補充しました。
そうしたら、後ろから来た家族がその自販機をみて、不思議がるんです。
「ひやしあめって何?飴飲むの?めっちゃ甘いんちゃうん?」
「えー飴どうやって冷えてるのに飲むの?固まってるじゃない?」
なんて会話が聞こえてきたのです。なんですとー!!「ひやしあめ」という飲み物を知らないなんて・・・関西でしか通用しないと聞いていましたが、なるほどと思いました・・・おいしいのに。知らない人は見かけたら買って飲んでみてください。お風呂上がり最高です。
そして、外ルートから、伏見稲荷に戻る入り口があったので戻りました。このルートから来ない、つまり、来た道から引き返してきた人は参拝が終わっていない人です。諦めた人です。我々は不安に打ち勝った!と思って、気持ちが強くなりました(笑
6 帰りは京阪でプレミアムカー
さて、心も強くなったところで、いいお時間なので帰ろうとしました。なぜかJRの踏切が電車来ないのにあかないというイベントに出くわしてしまい、踏切で20分くらい待ちましたが、何とか京阪にたどり着きました。特急が止まる駅まで移動してから、プレミアムカーに乗って帰ろうとなって、チケットを買いに行きました。
南海のようにホームに券売機があるわけではなく、駅長室で購入でした。2本電車見送らないと席が買えないくらいの人気ぶりでした。
めっちゃ快適でしたよ。
座席空間も広く、専用車両だったので通り抜けも出来ず、人が往き来して気になるということもありませんでした。500円で買えるんだったら遠出のときはいいなぁって思いました。
ということで、私の旅はここで終了です。最後は本屋さんにもよって、居酒屋でご飯食べて帰りました。これである程度のハードさならクリアできそうです!