双極性障害の私が「海遊館」行ったときの話。(パニック克服練習)
どうも。
双極性障害の波の克服に取り組んでいる最中に、メニエール病の疑いまで掛かってしまった今日この頃です。メニエール病もストレスが原因らしいですね。私はそれほどストレスを抱えているのでしょうか?
ここ最近の記事は京都の記事を多く書きましたが、それからしばらくして、海遊館に行きました。
どこかへ出かけたことを記事にしているのは、遊んでいますよーってことじゃないんです。
パニック克服のためのトレーニングなんです。それを何も無くやるよりも、何かあった方がいいと思っています。
目次
1 パニック障害の治療に取り組む
パニック障害というのは人によって異なりますが、私のパニック障害は次のような症状です。
・電車・バスに乗れない。
・広い空間が無理
・人混みが無理
・特定の音が大きいところが無理
といった感じですかね。まあ、すごく典型的なパニック障害だと思います。
パニック発作を起こしたらどうなるのかって言われると、冷や汗がだらだらと出てきて、呼吸が苦しくなって、死ぬかと思ってしまうということです。何度もなっているので決して死ぬことはないと分かっています。過呼吸になって倒れることはあっても、多分大丈夫です。でも、発作が起きたときは真剣です。
私はそういう意味でヘルプマークに書いてあります。しばらくしたら落ち着くので、そっとしておいてくださいって。助けてくださいって書いちゃって救急車でも呼ばれようものなら、救急車が来るまでに落ち着いちゃうと思うんですよね・・・
自分のパニックがどんなときに起きるのかを掴むのかも大切だと思います。私は「いけると思う」っていって、ダメでしたーを繰り返してきたので、ある程度掴んでいます。
5月28日に病院のデイケアの一環で、パニック障害の勉強会に出たときに、その乗り越え方の講義を受けてきました。
そのなかで、エクスポージャーと反応妨害法ということを習ってきました。不安な状況、つまりパニックを起こすかもしれない状況に身を置いて、不安が強くなったときに、どのように行動するかということになってきます。
周りに迷惑を掛けたくないと思って、私たちは回避行動を取るのですが、この回避行動が、「回避行動を取ったことで助かった」と脳が学習してしまうので、基本的に解決に向かわないそうです。
回避せずにその不安にさらし続けることで、何事もなかったと認識させることで乗り越えていくという方法です。そして、その何事もなかったということを繰り返し、唐に覚えさえていくことで治すという方法です。
(もちろん、その練習で発作を起こしたり、予想外の出来事に出会ってしまった場合はどうなるんだと思いますが、この方法では、確率の低い出来事はないと考えているようです。私はその不安が拭い切れていません)
ということで、私なりに電車に乗る練習や大きな建物の中に入る練習をしているんです。ただ、休みを利用して遊んでいるわけではありませんよ?
2 海遊館に行くまで
我が家から海遊館に行くまでは、南海高野線、堺筋線、中央線と乗り継いでいきます。それぞれ最後の中央線が少しながいですが、乗り換えが多いので、同じ電車に長時間乗らないので、良い練習です。
南海高野線は空いていました。座ることも出来たので全然余裕です。
堺筋線も空いていました。全然余裕です。
中央線は少し混んでいましたが、座ることが出来ました。全然余裕です。
全部余裕じゃん!ってなりますよね。
そうなんです、電車に関しては、デジタル耳栓をして、苦手な音域が頭をつんざく間隔を遮断して、スマホに集中していれば大して問題になりません。
終着駅ではないので、降り損ねない限りは大丈夫です。でも、この電車に乗れると思っている行為そのものにも問題があったようです・・・
3 海遊館前にての第一関門
電車に乗れたらあとは行くだけでしょ?って思うかもしれませんが、難関があるんですよ。
チケット売り場
人がぎゅうぎゅうと列を成して並ぶ、あの状況って結構辛いんです。普通の人にとったらそれほど難関でもないのかもしれないですけど、その状況に耐えるのが辛いんです。人形でも置いておいて勝手に前に進んでくれないかなって思います。
そして、海遊館のチケット売り場も日曜日だったので、特設会場みたいなところでした。前後はアジア系の外国人でした。何をしゃべっているのかわからないけれど、大きな声でデジタル耳栓の防御力を超える勢いで話しています・・・頭が痛い・・・
そして、チケット売り場について手帳を見せてチケットを購入します。最初、中国語で話しかけられたので、「日本人です」と断りを入れました。海外に来た気分でした。
結局電車降りて外していた、デジタル耳栓を付けることになりました。せめて、普通の時は外したいんだけどなぁ・・・
4 海遊館の中
海遊館の中にいざ入りました。
ものすごい人でした・・・
うぅー先に進めるかな・・・って気分でした。が、ここで逃げちゃうと症状が悪化すると言うことだったので、逃げられないように入ることにしました。デジタル耳栓でガードしながらですけどね。
餌やりや水槽などしっかり見てきましたよ。クラゲ銀河ってのも見てきました。暗闇の中に水槽が浮かんでいる状況。結構危なかったですよ。暗闇なんてパニックの気配がガンガンしてました。
結局1時間半くらいいましたが、なんとか最後まで大丈夫でした。
デジタル耳栓していたおかげで耳はちょっと痛いですが、耐えられました!
5 でも本当の練習方法は・・・
そのときは分かっていなかったので、こういう方法でトレーニングしていましたが、この間の通院で、パニック克服のためのトレーニングは、同じことを繰り返して慣れることが大事なんだそうです。
だからといって、海遊館に毎日のように通うのは辛いです・・・嫌いじゃないけど、そこまで通うほどファンじゃありません(笑
もうちょっと近場で何か用事を見つけて練習できるようになるといいんですけどね。
ということで、今回はおでかけとその中で行っているトレーニングについて書きました。双極性障害になっている方でパニックを併発する人は多いようなので、参考になればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。