双極性障害2型と暮らす

双極性障害2型、仕事をしながら薬調整をしようとしたが、失敗。2度目の休職者(1年間)。睡眠改善、薬の使い方を調整後、復職。現在挑戦中のきままなブログ

双極性障害の睡眠の質低下は「躁転」のきっかけに?

どうも。

 

双極性障害というウェーブがある病と格闘中です。

精神療法というカウンセリングと投薬治療で何とか乗り切ろうとしている今日この頃です。日常生活に制限がありますが、何もしないよりも少しはマシなのかなぁと思っています。

 

さて、最近、「睡眠の質低下は躁転のきっかけになるので気をつけて下さい」と言われました。そのことについて、少し掘り下げてみます。

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目次

 

1 睡眠の質改善に取り組んだ過去

休職に入ってから、精神療法(カウンセリング)で行動記録、睡眠記録をつけて、あまり眠れなかった状態から眠れるように改善されました。

双極性障害の場合、「うつ」期に入って、朝起きられなくなって、その流れに沿って起きないでいると「うつ」期が長引く傾向にあると研究結果が出ていると言われました。そこで、朝起きる時間を固定して、しんどくてもその時間に起きるということを練習します。

さらに、私は朝起きられるようにするために、寝る時間を早めていました。仕事に行くためにはそうしないとやっていけなかったからです。夜10時に寝て、6時に起きるというものです。ただし、「うつ」期に入ると8時半くらいまで起きられませんでした。そうなると10時間半も寝ていることになっていました。

そこで、寝る時間を短くして、少しつらい状況を作っておいて、そこから少しだけ伸ばすというやり方で、睡眠の質を改善しました。

ただし、その中でフラットな時期が短くなったという副作用がありました。しかし、それ以上に、夜眠れる感じが強くなったのが大きかったので、効果の方が大きく取り組んで良かったと思います。

 

soukyoku2.hatenablog.com

 

2 睡眠の質が低下した原因

睡眠の質が低下した原因は、とある病気の疑いです。

 

soukyoku2.hatenablog.com

 この記事のも書きましたが、ひょんなことがきっかけで「メニエール病」の疑いが掛かってしまいました。そのことで、利尿剤を飲むようになったのですが、そいつが悪さをしていたようでした。

利尿剤の副作用に「不眠」があったのです。私はまさしくその副作用に当たってしまったらしく、眠りが浅くなり、寝ながら動き回るほど、睡眠の質が悪化してしまいました。夢遊病に近い状態になっていたのです。

眠れた感じがせず、それでも起きる時間を固定しなくちゃと思って取り組んでいました。そうすると、睡眠の質も睡眠の時間も低下してしまったのです。午睡(昼寝)してはいけないと言われていたので、ずっと我慢していたのですが、その時ばかりはどうしても我慢できないほどの睡魔に襲われていました。

その話を病院でしたところ、耳鼻科で薬を替えてもらうことを言われました。そして、睡眠の質の低下は、今は「うつ」期なので、「躁転」する可能性があるので、気をつけて下さいと言われました。

 

3 躁転すると・・・

私は双極性障害Ⅱ型なので、躁といっても「軽躁」状態で済みます。正直なところ気分も良いし、調子が良いし、ずっと「軽躁」でいたいと思います。でも、「軽躁」状態が長いほど、調子が良いほど、「うつ」転したときにひどくなることが分かっているので、「軽躁」にもなりたくないです。

私の「軽躁」は、金銭感覚がおかしくなる、アイデアが湧いてくる、活動的になると典型的な軽躁です。ただし、「うつ」から「軽躁」になるときは、解離症状を起こし奇怪な行動をしてしまうことが難点です。

そして、睡眠に関して言うと・・・

「寝なくても平気になる!」

という特徴があります。0時間ってわけにはいかないんですけど、2,3時間あれば十分になります。0時に寝たとしても2,3時には起きて、そこから活動し続けることができます。一日が長く使えるので、便利だなぁって思っていました。

ところが、これが段々しんどくなるんですよね。最初の1週間くらいは平気なんですけど、2週目くらいから「疲れを感じる」状態になるんですが、「寝なくても平気」が続くんです。そして、気付くと「寝たくても眠れない」状態になっていき、2,3時間も眠れなくなってしまうのです。

「寝たいのに眠れない。しんどい・・・」

となっていきます。そして、徐々に躁も終わりが近づき、起きていられなくなってしまうのです。

そうして、私は「うつ」へと変わっていくのでした。

 

4 「睡眠の質低下」が「寝なくても平気」と類似条件に・・・

病院で言われたのは、「睡眠の質低下」と言っても、これは要するに「寝ていない」という状態になるので、躁の時の寝ていない状態と近づいてしまうのです。このことがきっかけとなって、「躁」を引き起こしてしまう可能性があると言われました。

そんな、これくらいで・・・と思っていましたが、あながち間違いではないと思う出来事も起きています。

なんだか一日中眠たい日があって、夜も眠たいのでおかしいなぁと思ったら熱がありました。なので、風邪薬を飲んで早く寝ようと思って寝ました。ところが1時間で目が覚めてしまいました。また眠たくなるだろうと思いましたが、ほとんど眠気が来ず・・・そのまま1日を過ごせてしまいました。

これは、躁転に近づいているかもしれないと思い、脳の興奮を静めてくれる「リスペリドン」を飲みました。すると、眠たくなってきたので、なんとか眠れました。

リスペリドンが効くという事実が「躁」の匂いがするということなんですよね。これでまた眠れなくなったら、病院行きです。「躁」がきっかけで定期通院以外に行くのは初めてになるかもしません。

睡眠の質低下、なめてはいけませんよ。やっぱり眠るのは大切です。体を横にするだけでも回復しますが、「脳を休める」ということが大切なのです。

みなさんもぜひ、睡眠の大切にしてください。