双極性障害と出来ないこと
どうも。
双極性障害の波乗りを練習中の人間生活練習生です。
変な名乗りを覚えてしまいました。人間生活がうまく送れないので、練習中です。そういう意味では、私は妖怪の仲間かもしれません(ゲゲゲの鬼太郎の見過ぎ
さて、今回はそんな妖怪ができないことを書いてみようと思います。
目次
1 電車・バスに乗れない
私は妖怪なので、人前に姿を現せません。だから、電車やバスに乗れないんです。と、こんな理由ならいいんですが、そんな理由がなく、電車・バスがダメです。
デジタル耳栓を付けて、騒音を省くことで電車は少し乗れるようになってきました。が、長時間は辛いです。人がそれなりに乗っていると乗れません。空間が入り込んでくるような感じになるんです。人間が発する波形でやられてしまうんです・・・
バスはもっと致命的です。すでにバスを見るだけで体が緊張するくらいダメです。元々、バスに乗っていて、急ブレーキで頭打って怪我したことがあったり、信号無視のバスに突っ込まれて自転車ぐちゃぐちゃになったりと、バスに対して信用がありません。勤務地は最寄り駅がないので、バス移動なんですが、その南○バスも信号無視やギリギリ信号の突っ込みがすごいんです。
怪我したり、事故ったりしたバスは別会社のバスですけど、そういう危険運転を見ると思い出すんですよね。だから、「恐い」んです。バス恐怖症です。電車より重傷です。だから、もう何年も乗っていません。
2 料理が出来ない
一人暮らしを始めた頃からずっと、お昼のお弁当作って職場に行っていたんですけどね。それくらい料理は出来る方だったんですが、今はほとんど出来ません。少し焼くことやご飯を炊く(炊飯器がね)ことならできます。それ以外のことはできなくなりました。
一つには味覚の異変です。一回目の強烈なうつを経験してから、味覚が鈍感になっています。落ち着いているときは味を感じますが、以前ほど明確には感じません。料理をする時など、ちょっとプレッシャーが掛かると、もうほとんど味を感じません。無味。分からないんです。だから味付けが上手くいかない。何度か挑戦したんですけどね。ダメでした。
だから、肉を焼くとか、それくらいなら大丈夫です。
ただ、肉を焼くのも包丁使わないやつだけです。
なぜ、包丁がだめかって?それは簡単ですよ。
私はこれで、腕を切っていたからです。えぇ、アームカットってやつですね。包丁で自分の肉を切っていたのです。
包丁で何かを切るとその感覚が戻ってきそうなんですよね。切っちゃいそうです。だから、包丁は使わないのです。
まぁ、こんな理由で料理が出来ません。
3 働くことが出来ない
現在休職中です。働くことが出来ません。
気分の波にのまれてしまうからです。出勤できない日が増えてしまう。朝が起きられない。最近は朝起きる練習してますが、結局動けず階段で倒れています。そして、動けるようになる時間は、始業時間を過ぎています。そんな状態では働けません。
あと、まだまだストレス耐性が回復していません。少しのストレスでも影響がもろに出ます。これもまだまだ心が元に戻っていないからなのかもしれません。
1日何もしなかった
っていうような無為に終わってしまわないようにするだけで精一杯です。自分で課した一日の行動予定をこなすことで精一杯で、社会的な関わりに耐えながら過ごしていくくらいの耐久力はありません。だから、双極性障害を抱えながらも、社会で戦っている人は尊敬します。すごいです。
私もいつかはそうなれるのかなぁ。復帰してもしばらくしたらまた潰れてしまいそうな気がする。ストレスを感じて、体が反応しているのに、本人は何がストレスなのか気づけないんです。ストレスに気づけないけど、確実に溜まっていくんです。殴られてるのに気づかず、ある日倒れて、殴られてたんだって気づくやつですね。
4 双極性障害の波乗りが出来ない
これが元凶なんですけど、気分の波に乗れないんですね。記録を付けて、一応対策は講じているのですが、全くの被害無し・・・では過ごせていないです。気分の波に飲まれないように逆のことをするっていうのがあるそうですが、それが出来たら、困らないって思っちゃうんですよね。
仕事しているとき、絶対に行かなきゃって思って、起きない体を無理に起こして、つらい状況に身をさらして・・・これがストレスだったと思うんですよ。だから、そうやって過ごしていたときは、波に逆らってたと言えるのではないかと思うんです。それをしてたら潰れちゃうわけですよ。
誰でも多少の波はあると思うんですけど、それが極端に振れちゃうのがこの「双極」だと思うんですよね。
こんな考えしてるから治らないんですかね。いや、でも、言われたようにやってみますよ。それでいけたらラッキー。いけなかったら、どうしてくれるんだっって話です。
5 衝動に自力では勝てない
私は躁うつ混合期の時、「衝動」が起きます。そわそわしてきて、頭の中に良からぬ事が浮かぶんです。
あー腕切りたいなー
あー飛び出したいなー
あー誰もいないところに行きたいなー
あー死にたいなー
あーいなくなりたいなー
あーお迎えこないかなー
誰でもふと思うことはあると思うんですよ。いや、あんまりないかもしれないけど、あると思っています。それが、「ふと」じゃなくて、頭の中を占めるんですよね。だから、やばいんですよ。実行したくてうずうずしちゃう。せめてもの救いが「他人を傷つけたい」という気持ちがないことです。これがあったら、本当にヤバいと思う。
これらの衝動が起きてきたら、頓服の薬を飲みます。私の場合は、「脳の異常な興奮」から起こる現象だそうです。「幻覚」「幻聴」というのと原理は同じだそうです。だから、脳の興奮を抑える・・・というよりは、脳の活動を一時的に抑える薬ですね。それを飲んでしばらくすると眠りにつきます。
起きた頃には忘れられるからいいんですけどね。
でも、私には最終兵器があるんです。「寝ながら動くこと」です。寝ているとき、夢遊病レベルで動いているそうです。今は一人なので分かりませんが、誰かが泊まりに来ていると驚かれます。
最近では負傷してないので動いていないと思いますが、「幻聴」「幻覚」が酷かったときは、叫んだり暴れたり、頭を壁にぶつけたりとすごかったらしいです。朝起きたら頭から流血した跡があることがありました。
まぁ、これも今は昔です。今は平和です。一人で衝動に苦しんで薬を飲めばいいだけですから。
6 おわり
さて、色々出来ないことはありますが今回はここまでにしたいと思います。私の場合、これって生活にどれくらい支障があるって言えるんでしょうね。移動、料理などに難ありですけど、移動は歩けばいいし、電車は休み休み乗れば何とかなる。最悪車でいけばいいですよね。料理はできないので、お湯とかレンジとかで済むものでやりくりしたり、実家が近いので親のお世話になっています。
一人の力ではできないですけど、周りの力を借りて何とかやっている状況です。本当、周囲に頼れる人がいない状況で頑張っている人を尊敬します。