バイポーラーワークブック ー第2版ー 第四章
どうも。
皆さんはお元気ですか?私は軽躁が終わり、混合期を迎え、上がったり下がったりをしているので、毎日疲弊しています。これが双極性障害の波乗りの真骨頂でしょうね。この状態の時に仕事に行けなくなる・・・なんてことだったのかなぁと思っています。
さて、今回もバイポーラーワークブックの続きです。第四章いきましょう。
(前回までの記事)
目次
1 第四章 気分を認識してラベルづけする
今回の章では、気分を認識していくことになるようです。この章の始めのまとめでは以下のようになっています。
気分の変動をモニターするのが大切である理由を理解します
あなたの気分を認識してラベルづけすることに取りかかります
気分の変動を記録する方法を学びます
自分の気分をモニターできるようにするっていうことですね。この章のことは精神療法(カウンセリング)でも行っていることですが、さらに詳しく知ることができそうです。ちょっとわくわくしながら読み進めましょう。
2 気分の良いときと悪いときの感じを書き出す
まずは自分の気分を分類することからですね。エクササイズで2つの枠に書き出すことになります。
①「私が良い気分のときの感じを説明するとしたら」
②「私が悪い気分のときの感じを説明するとしたら」
この質問に答えてください。例がいくつかありますが、これは人それぞれなので何でも良いでしょう。私の場合は・・・
①「漢字への興味が強くなる」「授業方法を考え出す」「楽しい」「1日があっという間にすぎる」
②「憂うつ」「イライラする」「興味の喪失」「動くのがだるい」「起きているのがつらい」「色々なことが不安」
こんな感じで書きました。読みながらなので、思いついたものですが・・・多分①にはもっとあるような気がします。
3 今日の気分を表す
次のエクササイズでは現在の気分を書き出す練習です。
悪いーどちらともいえないー良い
のどの当たりにあるかを記して、その気分をよく表す行為、そしてその理由を書き出す感じです。四章を読んだときは、まだ軽躁状態にあったので、気分は良い方でした。漢字への興味が強く、漢検の勉強をしていたと思います。私は「読み」が一番苦手です。漢字は書けるんですけど、読めないんです(笑)それぞれの漢字の形や意味を覚えるのは早いのですが、読みが後回しになるタイプなんです。
だから、読みをやるのは苦痛なんですが、その読みでさえもすらすらとこなせていたから、調子が良かったと考えました。
この部分ではさらに心に残ることが書かれていました。
軽躁の状態の気持ちは悪くないので、人によっては軽躁のときの気持ちを普通の気持ちと思いこんでしまうかもしれません。・・・自分はただ「普通」だと思い込んでいるので、躁の警告サインを見落とします
これ非常に大切だと思います。軽躁の時は、これが本当の自分なんだって思います。だって調子が良いから。調子が良い自分が本当の自分で、鬱だけがあるんじゃないかって思います。というか、思いたいんです。
でも、そうじゃないんですよね。調子が良すぎるんです。何かきっかけがあって調子が良くなるのならいいですが、何も無いのに急に調子が良くなっているんですよね。それが定期的に・・・周期があることに気づいちゃうと、これは違うなぁって分かってくるようになります。
私は今は気分が良いときは軽躁だと思っています。気分がしんどいときもあります。そして、最近気づいたのは「なんとも思わない時」っていうのがあります。これがフラット。つまり、本当の自分の状態なんじゃないかなって思っています。
4 自分の気分をモニターする
これは非常に簡単です。+5(躁)~0(正常)~ー5(うつ)として、毎日、気分がどの当たりにあるのか印を付けていく方法です。どの段階になったら病院にいくとか決めておくと良いようです。
私も気分のモニターはつけています。±3でですけどね。でもこのグラフは非常に役に立ちますよ。私はこれをエクセルで表にして、長期的な目で見直せるようにしています。そうすることで、最近、気分の波の周期が見えるようになってきました。
気分の波の周期があって、気分に飲まれているので、まだ攻略できているとは言えませんが、少なくとも、病院で病状を伝えるときには役立ちます。
5 さいごに
さて、どうでしたか?今回は気分を分類して、モニターしていくということです。これは多くの人がやっているかと思います。もしやっていない方がいたら、すぐにでも記録を付けるといいと思います。ある程度溜まってからしか効果を発揮しませんが、自分の気分がどう動くのかが分かるので、非常に役立つ資料になりますよ。