双極性障害と何かを掴んだかもしれない
どうも。
双極性障害と暮らす人間のブログです。
コロナえらいこっちゃになっていますね。大阪も順調に記録を伸ばしています。志望者数トップになってしまいましたね。報道では知事をよいしょしていますが、志望者数を見る限り、もはや医療崩壊中かと思ってしまいます。
私の仕事でも、毎日のように他のところがコロナが出て休みになっています。一回に4,5人出たりして、クラスターじゃないの?って思いますが、新聞かHPの報道だけで、話題になりません。何か蓋があるんじゃないかと思っています。
さて、今日は復職ブログではありません。
久々に双極性障害の治療についてのお話しです。
私は2015年の3月2日に体が動かなくなって、休職や復職を繰り返しながら過ごしてきました。このブログを始めたのは、二回目の休職の時から始めました。最初は抑うつだったのですが、結果双極性障害と統合失調症に切り替わりました。
統合失調症の症状は、双極性障害の波の変動によって発動する感じでした。
で、復職してからは、数ヶ月の間に波が起こっていました。程度は軽いかもしれませんが、混合期は幻覚や幻聴が生じます。それがどんどん早まって、1か月の間に一波来るくらいにまでなっていました。まぁ、ラピッドサイクラーです。それでも仕事には行っていたのですが・・・怖い物で、幻覚や幻聴があっても慣れてきていたんです。
もう半分諦めていたんです。ずっとこれと付き合って生活していくのかと。だったら、この幻覚や幻聴も楽しんでやろうと。だって、現実じゃないのは分かるから。怖かったりひどかったりしても、現実じゃないから。頭の片隅にいる冷静な自分を育てていたんです。
ところが、同僚の発言を聞いて、何となくとある感覚が掴めたんです。
仕事をしていれば色んな出来事があるのですが、あーまた気分の波に影響が・・・って出来事があったんです。そう思っていたら、同僚が、
「あんなことあったら、鬱になるわーでも、気にしなくていいよ。あんなことよくあるし、誰でも気分悪くなるし、なんかで切り替えたらいいし」
ふむ。そこで私は自分の気分の変動は正常だったのかと思ったのです。その人はそうやって、何か影響されるときに口にする人だったのです。それから何回かそういうことがあって・・・
そこで、ふと気づいたんです。
病院に行けば、気分の波が出ないように、薬で調整しましょうね、フラットな状態が続くようにしましょうね、変動して混合期に入ったら気をつけましょうね
よーく考えたら「常にフラットでないといけない」と思ってしまっている自分に気づいたのです。波に変動があったら混合期が来てヤバイと・・・
でも、普通の人(語弊はあるかもしれませんが、こう表現します)でも、感情の変化はあるんだと。じゃぁ、自分の感情の変化も下にブレても、上にブレても、他の人が動いた分は引き算して考えれば良いんじゃないかって。
気分の変化が多少あっても、出来事を思い出して、通常の変化と同じ場合、フラットだと考えればいいと思ったのです。
自分の都合の良いように解釈していることは分かっているのですが、これが自分にとって、意外とマッチしていて・・・
10月25日以降、波がないんです。しかも、少し下がった鬱のフラットではなく、しんどくない状態で過ごせているんです。軽躁の可能性もあると思っていたので、書かなかったんですが、約3か月続いているので、これは結構うまくいっているんじゃないかと思っているんです。
そして、前回、増薬になったことを書いたのですが、その際、実は一つの薬を辞めているんです。幻覚と幻聴が多かったのと、眠れないことからリスペリドンを飲んでいたのですが、なくても眠れるようになって、さらに幻覚、幻聴も起こっていないんです。
私はこの状態をちょっとかっこよく、「パラダイムシフト」と呼ぶことにしました。
自分の思考の枠組みにふと気づいて、それをちょっと修正したんです。そうしたら、かなり変わってきました。薬のおかげもあると思うので、断薬はしませんが、物事の捉え方って大事なんだなって思っています。
もし、双極性障害で波が落ち着かない人がいたら、差し引きしてみてください。これはオッケーな変動なんだって捉えられようになったら、ちょっと楽になるかもしれません。
ただ、全員に当てはまることはないと思いますので、限定的な効果だと思いますが・・・あとは、急性期の人もやめておいた方が良いと思います。ある程度落ち着いていないと、マイナスの方向に捉えやすいと思うので、焦ってる気持ちのある人は、まずは焦りがなくなるまで休息された方がよいと思います。
ということで、もし、どこかで役に立てたらと思って、私なりのパラダイムシフトについて書いてみました。
きぼうのひかりはこうやってまっているにゃ