双極性障害2型と暮らす

双極性障害2型、仕事をしながら薬調整をしようとしたが、失敗。2度目の休職者(1年間)。睡眠改善、薬の使い方を調整後、復職。現在挑戦中のきままなブログ

双極性障害と二次障害

どうも。

 

最近、「双極性障害と○○」みたいな感じで記事を書いていたんですが、アップすると「双曲」に変換されていて驚いています。二連続も打ち間違えたのかなぁ。今回はばっちり確認して、アップします!

 

今回は双極性障害になると、それだけではなく、派生的に現れやすい症状について書いていきます。グーグルで検索してみてもあまりこのことには触れられていませんが、病院で症状について話しているうちに、派生症状を伴う人が多いと言われましたので、まとめていきます。

 

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目次

 

1 二次障害という言葉で調べると・・・

まずは、「双極性障害と二次障害」で検索してみると、こちらが思ったのと違う検索結果が出てきました。

多くの結果は、発達障害を抱える人が二次障害で、「うつ病」や「双極性障害」になるといったものでした。発達障害から精神障害へ、そういう意味合いで二次障害として扱われていました。

双極性障害になった人が、どういう二次障害を引き起こすのかという視点では情報が得られません。

 

2 多くの人がなる「過敏症」

では、双極性障害になった人がどういう障害を引き起こしやすいのかというと、「感覚過敏」です。障害といえるものかどうか、というポイントではありますが、日常生活で支障をきたすレベルで起こすことも多いので、日常生活の障害になっています。

私は「聴覚過敏」「触覚過敏」が強く出ています。出かけるときなどは、デジタル耳栓で聴覚を保護しないといけないくらいです。また、手のひらや足の裏の過敏が強く出るので、「シャワーが痛い」という現象にもなります。私はお風呂に入らない方が気持ち悪いので、我慢して入っていますが、これが原因でお風呂には入れないという状況になる人も居ます。

「嗅覚過敏」もありますが、こちらの方は症状が重いときにだけです。「視覚過敏」は幸いにも発症していませんので、苦しんでいませんが、日光が当たるだけで目が痛くてつらいという患者さんもいるそうです。

ただし、これらの過敏症は、発達障害を持っている方も併発することが多いそうです。「双極性障害」が原因でひどくなっているのか、発達障害の方でひどくなっているのか、判断は難しいところですが、とにかく症状として表れている状況ではつらいのは一緒です。

 

3 躁鬱混合期やうつ期に起こりやすい不安障害

つづいてよくあるのが、「不安障害」です。躁鬱混合期やうつ期のひどい時期に、社会生活を無理して送っていると、そこで利用していたものが怖くなって使えなくなったりします。

例えば、「電車が怖くて乗れない」「人の視線が怖くて外に出られない」などです。こういう状況から、その場所を避けるようになる「空間恐怖」という状態になってしまいます。

他にも、「パニック障害」も不安障害の一つです。一度パニックを起こした経験から、次もまた起こしてしまうのではないかと思う「予期不安」から空間を避けるようになったり、どうしても利用せざるを得ない状況でパニックを起こしたところを再び利用して、またパニックを起こしてしまい支障をきたす状況になったりします。

双極性障害になるだけで生きづらくなる世の中なのに、さらに活動に制限が掛かってしまうわけですね。

 

4 たまにある「幻聴」「幻覚」

双極性障害の二次症状としてあげられるものとして「幻聴」「幻覚」もあります。これは稀なパターンらしいですが、躁鬱混合期やうつ期がひどい時に起こすそうです。

双極性障害と分からずに、「幻聴」「幻覚」を覚え、最初にこの症状を訴えると、十中八九「統合失調症」を疑われることになるでしょう。しかし、「統合失調症」よりも「幻聴」「幻覚」の症状が軽く、一時的なものの場合、躁鬱混合期に発生していることがあります。

これに当てはまったのが私です。統合失調症を疑われましたが、常に幻聴幻覚にさいなまれているわけではなく、特定の時期にのみ現れる現象でした。それが特にうつのひどい時や躁鬱混合期でした。それ以外の時には起こることはなく、普通に過ごせます。

これは強度のストレス下にあるときに発生すると考えられています。仕事の中でパワハラを受けていた時に起きていたからです。復職後もパワハラをしていた人がいた状況下でも起きていましたが、パワハラをしていた人が異動になり、いなくなったあとは症状が落ち着いていきました。強度のストレスから解放されたら落ち着いてきて、最近では起こっていません。しかし、いつまた、思い起こすか分からないので、気は抜けないですけどね。

 

5 障害ではないけれど・・・「約束が果たせなくなる」

 これは、随分昔の記事にも書いたことなんですが、双極性障害になると「約束を果たせない」ということが多くなるんですね・・・

soukyoku2.hatenablog.com

別に嘘つきになるって意味じゃないですよ。約束して果たしたいんですけど、その時の体調の波が激しくなるので、どうしても、激落ちしている状況では、約束を果たせなくてキャンセルしちゃうことがあるわけですね。

友だちとのお出かけくらいなら、被害者は少ないかもしれないですが、仕事上の約束が果たせなくなるということは、社会信用度を傷つけることにもなってしまいますので、仕事に支障が出ると言える状況になってしまいます。絶対に私がいないといけないという状況を作れなくなってしまうのがつらいところです。

私はそれ以外に辛かったのは、後輩の結婚式に行けなかったことです。結婚式の案内をもらったときは「軽躁」状態でした。行く行くーとノリノリで返事したのですが、結婚式に近づいてきたときに、うつ期に入ってしまいました・・・移動手段、会場内の空間の広さ・・・耐えられそうにない条件が多く断念しました。祝ってあげられなかったのが非常に残念でした。

 

6 「双極性障害」そのものが二次障害の可能性も

最初にも触れましたが、双極性障害そのものが「二次障害」として発言している人もいると思います。発達障害に気付かず、周囲とのコミュニケーションがうまくいかなかったり、仕事を上手くこなせなかったりすることで、精神障害を引き起こす場合もあるでしょう。そうした場合は、「双極性障害」も二次障害であり、私が今回紹介した症状も、発達障害から来る二次障害となり、同じラインで考えられるかもしれません。 

ここに書いたこと以外にも「日常生活に支障がある」という意味での障害はたくさんあると思います。「家事が出来なくなった」「仕事が出来なくなった」「ストレス耐性がなくなった」・・・挙げればきりがないほど、苦労することがあると思います。でも、それで諦めてしまえばずっと苦しむことになりますよね。なんとかそれを乗り越えていける方法を考えるしかないのかもしません。

「普通に生活するのが難しい」

という状態であって、「普通に生活するのが不可能だ」ということでは決してありません。なんとか生きていく手立てを発見して、乗り切っていきましょう!