双極性障害とエッシャー展
どうも。
先週末、エッシャー展に行ってきました。
双極の波のさざ波状態に近いので、少し活動的になっています。躁に転じる頃合いなので、あまり激しく動いては駄目ですが、普段動けなかった分、少しは動いても良いだろうと思って、リハビリをしています。
エッシャーって誰?って人もいると思います。どんな展覧会かご紹介します。
目次
1 エッシャーって誰?
この方です。ウィキさん載っているので、ほとんど説明する必要は無いような気もしますが・・・
流れる水を指で追っかけてみると、下っているはずなのに、なぜか登っていて、エンドレスループになる絵を見たことないですか?
そういう絵の作者です。
階段であったり、ブロックであったりと非常に面白いですよ。うまく錯覚を利用しています。ぱっと見たところは普通の絵に見えながら、実はとんでもない仕掛けがあるという代物なのです。
2 エッシャー展 in 大阪あべのハルカス
私が行ってきたのはこの展覧会です。
障害者は半額になります。介助者1名も半額なので、一人分の値段で二人は入れます。私みたいにその会場に耐えうるかわからない人にとっては、一度出るとは入れないパターンでもお金を払っても大丈夫かと思えるシステムです。
日曜日の昼過ぎということでそれなりに人がいました。壁に並んでいるので、流れ作業で見る感じですね。でもなかなか前が進まないので、ゆっくり見られました。
中の案内の人が
「見る順番はございません。空いているところからご覧ください」
というので辺りを見回してみましたが、全然空いているところがありません。列に並ぶ以外ないじゃないかって感じでした。
エッシャーの展示の絵は、最初は普通の絵でした。でも、よく見ると「木版」なんですよね。普通に書いているのでは無く、彫っているんですよ。
最近、木彫りをしている私にとっては衝撃でした。
どうやって、こんな絵を作るんだろうって思いました。
3 木版のすごさ
いくつか描き方の技法がありましたが、私にはわかりませんでした。鉛筆のデッサンみたいなのもありましたが、木版が非常に多かったです。
木版の方が細かい描写があるんです。縦にラインが入っているものや横にラインが入っているものがありました。木材の自然なラインかと思いましたが、途中で展示してあった木版の板を見てそうではないことがわかりました。
確実に彫っている・・・
しかも、一枚で彫るのではなく、複数枚の彫ったものを合わせて版画していくようです。信じられません。今でこそデジタルで書いたときに、レイヤーを使って描きますが、消したり戻したりが自由に出来ない版画で行っているなんて。
それでもって、絵に仕掛けがあるんですよ!!
ただ、彫った絵でもすごいのに、それのさらに上を行くのです!!!
いやーすごいなぁ。エッシャー。
4 すごさに気づけない若者
エッシャー展を順番に見ていると、前が遅くて待ちきれずに抜けていく人がいます。そうこうしているうちに、前に若いカップルがいました。大学生くらいのカップルでしょうか。男性は絵をまじまじと見ていますが、女性は男性の方に頭を預けて歩いているだけです(多分あまり見ていない)
ある一枚の仕掛けのある絵のところにきました。
街の風景で、よく見ると天井が橋になったり、あり得ない角度に人が歩いているけれど、普通に見える絵でした。
男性が「この絵のしかけすごいよなぁ。だって、橋が屋根になったり、人がこんな角度で歩いてるねんで」と言いました。
女性は「どういうこと?橋が屋根ってどういうこと?なんで、ここに人が歩いていたらすごいん?」
このあと、男性が細かく指さして説明しますが、女性が一向に理解しません。
私も目の前で絵を見たいので、後ろで待っていました。
男性が必死に説明しますが、女性は全く理解しません。
私たちの後ろにも人がつっかえてきました。少し振り向くと、みんなそのカップルを見ています。そして、「早く行けよ」の空気感が増してきました。
しかし、そのカップルは気づきません。
女性は一向に理解しません。
正直どんなけ馬鹿なんだと思ってしまいました。
そして、男性は説明しますが、場の空気は「おまえら、早く気づけ!」でした。
5分くらい押し問答して、女性が「あーわかったわかった」という絶対に分かっていない返事をしていました。
そのあと、次の絵でもひっかかったので、順番を抜かさせていただきました。こういう交通渋滞は迷惑ですね。
エッシャーの仕掛けに気づけないのはどうしてだろうと思いました。
全体を見ていないから?それとも物事の道理を理解していないから?不思議な感じでした。
5 エッシャー展でたらイベントやっていた
エッシャー展を出たところでイベントをやっていて、半券を見せたら木の実を取って、景品が当たるというイベントでした。
QRコードのついている木の実を取ってくださいって言われたんですが、木の実を引っかけるお兄さんがサボっていたので、一つも木のみがありませんでした。何もないからリンゴでももぎ取ろうかとしたら、「それは違います」って言われました。
「QRコードの木の実がありません」
って言うと
「あっ、すみません。忘れてた」
と、手元にあるかごの木の実を引っかけ始めました。
なんか、味気ないですけど、ひっかけてすぐの木の実を取りました。
で、カウンターに持って行くと、QRコードを読み取って、当たり外れがわかります。私ははずれでした。景品でマシュマロをもらいました。一緒に行った人はなんと当たりました!
ノートです!!
当たって喜んでいたのですが、ノートを使う生活をしていないということで、ノートを比較的良く使う私にくれました。だから、マシュマロをあげました(笑
でもこのノート良く出来ていますよね。コクヨかとおもいきや・・・しかも、枚数の所もやばいです。こんなけあったらノート一生なくなりません。というか、一生で使い切れないと思います。
という感じで行ってきました。
まだ大阪では始まったばかりですし、大阪近辺の方はぜひいってみてください♪