家に帰ろうと思ったら熊野街道だった
どうも。
映画を観に電車に乗って移動していきました。何とか、繁華街もクリアできた❗️と思ったんですが、行きの電車、映画館と精神力を使ってしまいました。デジタル耳栓、イヤーマフつけていたけど、頭が痛い。帰りに電車乗る精神力が残っていない・・・多分乗ったらパニック起こす。
「ご利用の際は公共交通機関をご利用ください」
この表現に昔は何も思っていませんでした。駐車場ないのかなぁ。くらいに。
でも今は、この表現、暴力的に聞こえます。だって、自分はまだ少しは乗れるから、近場ならいけますが、パニック障害ひどい人からすると、
「公共交通機関を使えない人はこなくて結構です」
という風に聞こえると思います。パニック障害以外にも足腰が弱ったお年寄りからしても同じように聞こえるかもしれませんね。もちろん、送迎してくれる人がいるならいいのかもしれませんが、
「渋滞が予想されますので、車での送迎はご遠慮ください」
とあったら、トドメですよね。今まで思わなかったけど、「健康な人だけ来てください」って言ってるのと一緒じゃないかと思っちゃいます。
「駐車スペース、送迎スペースはございませんが、近隣にパーキングがございます」
こういう風にあると、ちょっと行けるかなあって思います。
おっと、話が逸れてしまいましたが、ちょっとした表現に疎外感を感じていました。
さて、電車に乗れない私がとった行動は、映画館から家までの距離をGoogleマップで測りました。
4、4キロメートル。
どうとりますか?私はこれくらいなら歩けるんじゃないかと思いました。買い物も本1冊だったので、それほど荷物も増えていない。普段ウォーキングしてるんですが、普段着に鞄もかけた状態でどれだけ歩けるかトレーニングしています。最近は8キロから10キロにアップして歩いていたので、4、4キロなら歩けるよねと思いました。
というわけで、歩いて帰りました。「昔、電車やバスがなかった時代はみんな歩いていたんだ。」なんて考えていました。そして、歩き始めて少ししてからあるものを見つけました。
この案内、そういえば家のそばにもあったなぁ。
おぉ、そうか、映画館からうちまで熊野街道だったんだ。じゃーやっぱり余裕でしょう。
でも、熊野街道って今は道が途中で無くなっていたり、道が変わっていたりしてまっすぐじゃないんですよね。でも、なんとなく家の方向に向かって歩いていけばいけるだろうと思い歩いていました。
歴史の道だなぁと思って歩いていると、ある神社に出会しました。
安倍晴明神社です。あの安倍晴明ゆかりの神社です。昔からこの辺にあるのは知っていたのですが、行ったことありませんでした。ついでにお参りして来ました。誰も参拝客いなかったのは平日の昼間だったからでしょうか。
よし、長居公園はポスターの紹介でしたが、今回はHPと住所、アクセス方法を載せておきます。
昔、大学の時、文学部の授業で他のコースの先生の授業をとったのですが、先生と議論になった場所です。その先生はアジールについて説明していて、物理的距離でなはく、心的距離が文化にとって重要だったのだというので、大阪市住吉区には「住吉大社」と「安倍晴明神社」で心的境界があったのではと言ったのですが、全然取り合ってくれませんでした。自分知らない領域(神道・仏教)のアジールについては何も認めてくれずでした。未だに疑問です。
とりあえず、そんなことも思い出しながらも歩いていました。そしてふと、思いました。
この光景、私にとってはごくごく当たり前なんですけど、知らない人からするとちょっと違和感のある光景ですよね。中央に写っているのは道路です。当たり前ですよね。でもその道路と同じようにして右上に写っているのは・・・
線路です❗️
そうです、これは路面電車です。ちなみに熊野街道の写真とこの写真はすぐ近くで撮りました。立っているポイントは線路だけの場所から道路に出て来る場所なんです。このあと、うちの家の近所まで道路を走って、そのあとまた線路だけになります。
この道を歩いて帰っていきました。ちなみに路面電車と呼ばずに「チンチン電車」と呼ばれます。出発するときに「チンチン」ってなるからです。まぁ、さらに略して「チン電」って呼んでいます。歩いていると1駅ごとに1台横を通っていきました。10分ちょっとの間隔で走っているので。
というわけで、歩いて帰っていました。でも途中で、スーパーで買い物しないといけないなぁと思って、スーパーまで遠回りして買って帰りました。
結局6キロくらいの旅になりました。ウォーキングでトレーニングしててよかった。
公共交通機関が使えなくても、行けた❗️本当は何も気にせず乗れるようになるのがいいんですけどね。