双極性障害と自己肯定感
どうも。
おはぎ (id:hammerklavier)さんのリクエストにお応えして書きます。
この記事のコメント欄で、休職中に自己肯定感を高められたことについて書いて欲しいということだったので、書こうと思います。
目次
1 趣味を見つける
私は今、趣味がたくさんあります。
家庭菜園
木彫り
針金アート
ゲーム
読書
資格取得
ブログ
ナムル作り
ウォーキング
こんな感じですかね。もうちょっとあるかもしれません。
私は1年前は無趣味でした。
まぁ、読書は仕事に必要なものは読んでいたけれど、それ以外は本当にしていませんでした。
休職中に、趣味を作ろうと思ったのです。仕事「だけ」していたら、仕事を失うと、もう何もすることがなくなってしまうからです。
休職の初期は何したら良いんだろうって思っていました。仕事を続けられない自分って価値ないんだなぁって思っていました。日光を浴びた方がいいってことで、ウォーキングを始め、情報を集めたいのと発信したいのでブログを始めたのが最初でしたね。
ブログをしていると、色々な方のブログを見ることができて、色々やっている人がいて、面白いなぁって思っていました。
趣味を一つ、極める人もいますが、好きなことでも、今日は気乗りしないなぁって日もありますよね。だから、複数あれば良いかなって思ったのです。
そこで、とりあえず、「面白そう」って思ったものをやってみることにしました!
まぁ、面白そうって思っただけあって、面白いです(笑
どれもこれも長時間やる気はありません。なんか、気になったときに、ちょろっとやれたらいいかなって思っています。
今毎日続けているのは家庭菜園ですね。これは、途中で辞めたって難しいのと、毎日長時間掛けるって言うよりは、毎日は水やりで短時間。たまに収穫や種まきで少し時間をとるって感じですね♪
ナムル作りは復職直前くらいに始めました。野菜をナムルにしたらおいしくて・・・そこからスーパーできのことか野菜とか安かったら買っておいて、週末にナムルにしておいて、ちょくちょく食べています。
こんな感じで、楽しみを作りました。趣味が出来たことで、色々と楽しめますし、なんか、一つの礎を手に入れられた感じがあるんです。それが、自己肯定感を高めた一因です。
2 病気克服のためのトレーニングをする
これは、病院で精神療法を受けて、日常生活のトレーニングを積んできたことです。
双極性障害の気分の波に翻弄されていましたが、それを完全に無くすのでは無くて、波乗りをする方法をトレーニングしてきました。
まず始めは、「眠れるようになる」ことでした。少なからず、精神疾患になると睡眠障害を伴います。薬を飲んで眠ることが多くなります。私もそうでした。でも、それってなんだか自信無くすんですよね。普通「寝る」ことは当たり前なのに、それが「出来ない」って思っちゃうわけです。
そのため、睡眠のコントロールをしました。これは、双極性障害の人は個人的にやらない方がいいそうです。睡眠時間をわざと短くする時期があるので、失敗すると躁に傾きます。また、ある程度の睡眠記録表が事前に必要になるので、記録を取っていない方は、すぐには出来ません。私の方法を紹介して真似してしまうと、危険な方もいると思うので、病院で相談してみてください。
他にも、一日の行動記録、睡眠記録、気分の記録を取っていき、それを分析していきました。波の周期が分かってきて、それが徐々に周期が長くなってきているのをみると、嬉しくなりました。
あとは、バイポーラーワークブックという本を読みながら、実践していきました。
ちょっと分厚いですが、コツコツ取り組んでいけば終わります。でも、外国の例なので、ちょっと合わないものもありますけどね(笑
他にも「自律訓練法」っていうのもやりました。あまり頻度は高くないですが、脳が興奮して落ち着けないときにはいいですね。
あとは、薬との付き合い方ですね。どういう症状の時にどの薬を飲むのかが分かってくるだけでも、随分変わってきます。主には頓服薬の使い方でした。
ブログで、こういう取り組みを書いてきたのも、大きいかもしれませんね♪
3 病気を抱えた人を知る・病気のことを発信する
このことも私の心の支えになったことです。
双極性障害と言われたとき、あまりにも分からなさすぎて、ショックとかそういうのも分かりませんでした。癌を宣告されたらショックを受けるからってありますが、知らない病気を宣告されたら、それがひどいのか、そうではないのか分からないのです。
家に帰ってから、双極性障害を調べて、ショックを受けました。
その時、なぜか、悪い情報ばかりが検索で引っかかってきました。特に「仕事を辞めた」「仕事を続けられない」という情報ばかりです。多分、私のフィルターがそうなっていたんでしょうね。
仕事を辞めて、どうやって生きているか。
こういった情報がネットでも本でも見えるようになり、もうダメなのかなって思っていました。双極性障害の人と繋がりたい!それが次に思ったことでした。
しかし、現実ではつながりをもてませんでした。病院で紹介してくれるわけないし、職場で聞いても知り合いはいませんでした(多分なってても言ってない人が多いからだと思います)
で、どんどん自信を無くしていきました。その状態でも仕事を続けようとすれば、それがダメージとなって、どんどんひどくなっていった気がします。
半年後、休職することになって、そこでブログを始めました。
情報が手に入らないものですから、情報を発信すればいいのじゃないかって思ったのです。休職したら時間できますし。
たまたまはてなブログを選んで始めたのですが、ブロググループを見ると、双極性障害を始め、精神疾患の方のブログが見つかるじゃありませんか。仕事から離れている方がほとんどでしたが、病気との向き合い方が見えてきました。
苦しんでいるのは自分だけじゃ無いんだな
ってことでした。Twitterも大学生の頃は鍵アカウントでやっていたのですが、プロフィも変えて、オープンで病気の人をどんどんフォローしていって・・・って感じでやってみました。
そうしたら、たくさん情報が手に入って、安心しました。そこで、精神療法を受けてトレーニングをすることにしました。そのことを発信していって、今度は役に立てたら良いなって思っていました。
とまぁ、こんな感じで色々と自信を付けていったのです。
病気にならなかったら、得られなかった自己肯定感です。
辛いこともいっぱいあるけど、でも、そのおかげで得られたことも多々あるなって感じです。
何かの参考になれば嬉しいです!