手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法
どうも。
今日は本を読んだ感想を書いておきたいと思います。タイトルにある通りの本です。
この本を知るに至った経緯は、双極性障害になった時に調べていたらヒットしたサイトがありました。
ほっしー のメンタルハック
ほっしーさんがやっているブログです。私が訪れた頃は「双極性男子の頭の中」というタイトルだったと思います。色々と記事が増えて、今の状態になったようです。双極性障害の初心者としては先達の内容は非常に役に立ったんです。で、ツイッターでフォローして色々と流れてくるのを見ていました。
その中に、上の本を紹介するものがあったのです。ミニマリストのぶさんが本を出したということで、紹介されていました。ミニマリストについては、テレビのニュースで見て気になっていました。ずっと前に見たのですが、その時は「最小限のもので生きる」という感じで、できればいいなぁと思っていました。当時は賃貸に住んでいたので、物がいっぱいありました。といっても、それは収納が少なかっただけで、今の家に引っ越したら逆にスカスカです。ミニマリストではないですが、それほど物が溢れかえって大変なことにならないので、いいかなーって思っていたんです。
でも、やっぱりフォローしている人が勧めていて、知り合いだと言われたら読んでみたくなります。ブロガーが本を出す。何とも不思議な感じです。気になっていることの知識も手に入るしいいかなぁと思いました。最近発売されたところなので、本屋さんにどっさりありました。これから売れて行くことを願っています。
さてさて、本を開くと写真で部屋の紹介をされています。家賃2万円の6畳1間で床の上には何もない状態でした。家電もエアコンと1人用の炊飯器、お掃除ロボットくらいです。洗濯乾燥機が玄関すぐにあって、存在感がある感じなくらいで、本当に何もないなぁと思います。
自分の家とは真逆です。私の家は一人暮らししているようには思えないくらい、色々な家具があります。荷物一つで誰か引っ越してきても受け入れられます(笑
月7万ちょっとで生活できるそうです。必要最小限で必要な金額だそうです。ベーシックインカムが導入されたら何もしなくても生活できるくらいですね。すごいです。私は10万円くらい固定費で消えていると思います。そういえば最近自動車税の支払い書が届きました。あれだけで4万円くらい消えます。
詳しい内容は本を読んでもらうことにして、私が知らなかったサービスやアプリの紹介のところを見ていきます。
2018年4月5日、飲食店が余らせてしまった廃棄食品を毎月定額で食べられるサービス「Reduce Go」がリリースされた。
月額1980円払えば、毎日2回まで近隣の飲食店の余剰食品を食べることができる。極端な話、うまく使えば、月の食費を1980円に固定することだってできるかもしれない。
こんな内容が書いてあったんですよ。早速Reduce Goを調べてみました。まだサービスが始まったところなので、登録の飲食店が少なかったです。それに東京周辺でした。関西圏の私はあまり利用できなさそうなので、登録は見送りましたが、面白いサービスだなと思いました。日本の食品ロスは非常に問題ですからね。各家庭から出る食品ロスもさることながら、飲食店も出てしまいますからね。何が食べられるかは選べませんが、色んなものがアットランダムに食べられるので、新規開拓になるかもしれませんね。
ネット上で手軽にギフトを贈れる「giftee」や、友達同士の少額クラウドファンディング「polca」など、興味深いサービスも続々と登場。中でも、送ったメッセージを「1文字=5円」で換金できる「レターポット」には膝を打った。
この中のpolcaをやってみました。元々は知り合いに呼びかけてお金を集めるという趣旨でしたが、アプリをダウンロードして登録した後、ホーム画面にピックアップの案件が出てきました。気になったのに支援して見ました。少額ですが、精神障害を抱えながら活動しようとされている方がいたので、応援しました。
これまでのクラウドファンディングを見たことはあります。猫シェルターを作ろうという案件に寄付したこともあります。でも、それは全国区で投げかけていて、目標額も大きく、なかなか達成していない感じがありました。でも、これは少額なので少し頑張れば到達しそうだったので、こちらも応援したくなりました。
それに、今回支援を迷わずにしようと思ったのは、今回の本にも「人に投資する」ということが書いてありましたし、ベーシックインカムハウスも人に投資してその変化を見ようというものだったので、私も人に投資しようと思ったのです。
「人に投資する」というのは非常に難しいものだと思っていました。大金持ちがパトロンになって芸術家のバックにつく。そういうものだと思っていました。でも、そんな考えはもう古いんですね。少額でもいいからパトロンになれるんです。自分ではやれないけど、それをやろうとしている人に投資する。それってどうでもいいことにお金を使うよりも非常に有効じゃないかと思いました。
とりあえず、今は「精神障害を抱えながらも前向きにチャレンジしようとする人」に投資しようと思います。私もいずれ何かにチャレンジできたらいいですが、今は思いつきません。フェイスブックで見つけたイベントのボランティアをしようとしているので、まずはそれを実現して次に繋げたいと思います。
お金持ちじゃない自分ですが、少しでも協力して有効にお金が使われるなら満足感ありますしね。
他にも、「1日1食」というのにも驚きました。ストイックなのかと思いましたが、案外いけるそうです。食べ方にもよると思いますが、不可能ではないと思います。私も少しずつ食事減らしていこうかなぁ・・・すぐお腹空いちゃうけど。「足るを知る」というのもいいなぁと思いました。色々な物がありますが、自分が必要とすることを果たしてくれたらそれでいいじゃないかということです。頑張ってお金を貯めて100万の時計を買っても、世の中にはそれ以上の価値の時計がある。上を見ればいくらでもあるので満足しない。耐水、耐久性に優れて3万の時計で十分じゃないかということです。確かにそうかもしれません。
そうやって機能に絞って買い物をして余計なものを買わないので、必要な機能があれば少々高くても買うようです。洗濯、干す作業を簡略化するために、洗濯乾燥機を14万で買ったそうです。結構高いですが、彼は「面倒だ」と思う気持ちを無くす方に、「時間を手に入れる」という視点から購入されたようです。なので、お掃除ロボも掃除の煩わしさから解放されるために購入されたようです。物がない部屋なので、障害物に邪魔されることも無いようです。MacBookもブログ更新のためにもっているようなので、持ち物だけで見ると非常にお金持ちだなと思いますが、中途半端な機能のものを買って後悔するよりもいいかもしれません。(私もiPadが欲しかったけど高いからとKindleを買いましたが、すぐに壊れてしまいました。Wi-Fiが機能しなくなりました。特に仕事上も使えそうな機能がなく、すぐにお蔵入りになりました)今は、iPadプロを購入して、ブログも始めましたし、仕事でも少し使っていました。休職しちゃったので、完全に使いこなすまでには至ってませんけどね。
私の生活は月7万ではできませんが、彼の考え方、モノへの接し方は参考になりました。それにお金に対しても考えが変わってきました。今までは、労働に対しての対価としてお給料をいただいていたので、時間に対する賃金で価値を考えていました。残業をしたって残業代が出ない職場なので、いかに定刻に帰るかを考えて働いていました。(休職する前は全部やろうとして長時間労働でした)復職して定刻で帰る生活を続けていましたが、今またこうして休職しているので、よかったかどうかわかりません。時間に対する賃金は上がったわけですが、仕事を終わらせるために、無理して働いていたのかもしれません。
それに、私は元々お金を求めて仕事を考えていたわけではありません。お金を中心に考えるのなら今の仕事にはついていません。大学、大学院まで行く必要はなかったでしょう。やりがいを求めていたのです。文系ですけど、色々思いついたことを実験してみたいんです。それをするために働き始めたはずです。
それがいつの間にかお金を中心に考えるようになっていたのかもしれません。そりゃーしんどくなりますよね。
もう一度一から考え直してみようと思います。なんでこの仕事しているのか、そして今の仕事をまだ続ける理由があるのか。もしかしたらやりたいことが変わっているかもしれない。そう思うようになってきたのです。自己との向き合いですね。やってみる価値はあるかなと思います。