双極性障害と軽躁状態 やってしまいがちなこと
どうも。
双極性障害の波乗りを勉強中です。今週からは、病院で勧められた本を読みながら、さらに知識を深めていきます。
さて、病院で軽躁状態の時には「躁に栄養を与えない」ように釘刺されました。軽躁状態の時は気分が高く、色々なことをやってしまおうと思ってできるので、非常に楽です。2週間程度しか続かないのですが、本人としては楽なので、この状態が常に続けばいいのにと思いますが、残念ながらそれは夢と化してしまいます。
さて、今回はそんな軽躁状態でやってしまいがちなことを書いておこうと思います。
目次
1 短時間睡眠
躁状態の時に起こりがちなことで一番多いのは、ショートスリーパーになることじゃないでしょうか。元気なので眠たくなりません。夜も起きているし、朝も目が覚める。そして、ばりばり動けるんですよね。
でも、この状態は「気分の前借り」状態であって、あとで返済しないといけません。多分倍返し・・・いや4倍返しですね。(私の場合、軽躁が2週間、うつが2ヶ月なので、4倍返しです)
短時間睡眠の時は、うつの時にできなかったことが次々とこなせるので、今のうちにと思ってやってしまいますよね。でもこれも躁の栄養になっちゃうそうなので、できるだけ眠るようにして下さいって言われます。
自力で眠れないから薬で眠るしか無くなるんですよね。これっていわゆる不眠とはちょっと違う気がするんですけど、一応不眠になるんですかね・・・
2 いつもより多めに掃除を致します
うつ期の時、家の掃除をするのが非常に億劫です。掃除機を掛けるのでさえ面倒です。ご飯食べる前にテーブルを拭くのでさえ、心のどこかにしんどさを感じてしまいます。こんな簡単なことなのにって思います。
それが、軽躁になると一転します。朝からバリバリ洗濯機を回して、その間に掃除機を掛けて、洗濯機が終われば干します。それだけではもの足りず、「最近カーテン洗ってないなぁ」とか思ってカーテンの洗濯まで始めてしまいます。あっ、玄関マットも洗おう、コロコロでカーペットきれいにしよう(掃除機掛けたけど)。そういえばガレージに葉っぱが飛んできていたな。あっ、車に埃が付いている・・・
と、こんな感じでどんどん掃除していってします。これって私だけかもしれませんが、気付けば掃除に3時間くらい費やしてしまうことがあります。
意識があちこちに行く状態なので、躁の次から次へと意識が行ってしまうことと、掃除を始めれば集中してしまう過集中が現れてしまいます。これは完全に「躁の栄養」ですね。
はい、この記事書いている今日の出来事です。さすがに車の掃除はしなかったんですけど、明日辺りにしてしまうかもしれません。最近は暑いので汗だくになりながらですけどね・・・
3 集中して勉強してしまう
勉強嫌いの人はそんなことないかもしれませんが、私は勉強が苦痛ではありません。それは自分なりのやり方が身についているからかもしれませんが、中3で高校入試を経験してからというもの、勉強が好きです。もちろん興味のある分野ですけどね。
私はブログで何度も書いていますが、漢字検定1級を受験しようとしています。受験申し込みしたのでもう後戻りできません。10月が本番なのであと2ヶ月。ラストスパートな気持ちでいます。
気付けば数時間経っていることもあります。それだけ集中できるので、ラストスパートとして最適だと思っていました。
ところが、そういう過集中は「躁の栄養」となってしまうようです。
病院で言われました。
「漢字検定は今回だけじゃなくて、まだ受けられるじゃないですか。しかし、今回の休職は躁鬱のコントロールが目的なので、それを第一に考えていきましょう」
もうぐうの音も出ない。仰るとおりなんです。
しかし、私の目標は1級合格にあるのは間違いありませんが、できれば「一発合格」がいいんです。今はまだ合格ラインぎりぎり。これを合格確実まで持って行きたいのでやっぱりある程度しなければなりません。
過集中にならないように30分くらいで区切ると言われましたが、30分ではすべて中途半端になってしまうので、1時間くらいで区切ることで手を打ちました。
1時間やったら違うことをして切り替えること。
そのために、病識を深めるテキストを紹介してもらったので、それを読もうと思います。でも、それが終わったらまたやってもいいですよね。
過集中を防ぐのが目的であって、全くやってはいけない訳じゃないし、総時間を減らして・・・って話じゃなかったはずです。
1日の中での時間配分を分けてやろうと思います。
4 次から次へとアイデアが浮かんでくる
特に考えようとしているわけではないんですが、何か急に思いつくことが多くなります。
あっ、そういえばあれとあれがあればこんなことができる。
みたいな感じです。全く関係の無かったものが繋がったような感じがするんです。よくお風呂に入っているときに妙案が浮かぶとありますが、それが日常でも起きるような感じです。
この発想は私の強みの特性かも知れません。ストレングス・ファインダーでもそのような結果が出ていました。
久々にこの名前を出しましたが、非常に役立っていました。一時私の周辺のブロガーさんも取り組んで、みんな公開していて面白いなぁって思っていました。
私の強みトップ5は、基本的に頭の中で考えることです。なので、躁状態の頭の回転は非常に組み合わせがいいんです。だから、色々と思いついて楽しいんです。
でもこれも「躁の栄養」になっているんです・・・
6 躁の栄養
とまぁ、こんな感じで、軽躁状態でやってしまいがちなことで「躁の栄養」になるものを書いてみました。それ以外にもあります。例えば「出費が増える」「イライラする」「意識が尊大にある」などありますが、躁の栄養っていう点で自身の行動に着目して書きました。
私の躁とうつのリズムは非常に速いらしいです。ただ、うつ、躁ともにエピソードが激しくない(混合状態は除く)ので、それほど気にしなくてもいいかもしれないけれども、ペースが早く「ラピッドサイクラー」と言えるかもしれないと言われました。もしくは、ラピッドになっていく可能性が高いということも指摘されました。
そうなった場合、「軽躁」が「躁」になってしまう可能性も高くなるそうです。「軽躁状態」が2週間で終わると行っているけれども、そのまま突き抜けていく可能性も否定できないわけではないので、できるだけ「躁の栄養」を無くすように言われました。
対人接触を減らす
安静にする時間を増やす
これらを意識して行うように言われました。活動量も普段よりも抑え気味にして増やしすぎないようにと念押しされました。
多分、精神療法(カウンセリング)で話をせずに、投薬治療だけだったら、この時期がチャンスとばかりに色々と活動していたと思います。だって、うつになったらできないですからね。
ということで、そういう指摘を受けたので気をつけていきたいと思います。
あっ、今回も3000字近くになってしまいました・・・軽躁の時期、私のブログは長くなる傾向にあります。申し訳ありません。