バイポーラーワークブック ー第2版ー 第十五章
どうも。
双極性障害という言葉に最近慣れてきて、自分の病気の紹介をしたときに、相手が「?」になったときに、「あっ、そうだった」ってなります。まだまだ認知度の低い名称ですからね。
まずは簡単に説明して、興味を示したらもう少し深く説明します。あんまり興味なさそうだなと思ったら、それ以上の説明はしないようにしています。
さて、今回のバイポーラーワークブックの内容はグサッっと心に刺さる内容がありますよ。耳が痛い話が出てきます。
目次
- 1 第十五章 ストレス管理スキルを高めて健康的な習慣を増やす
- 2 健康的な習慣を増やす
- 3 体重のコントロール
- 4 緊張を減らすためのリラクゼーションエクササイズ
- 5 よりどころにできるリソース ー持っている力を使いましょう
- 6 おわりに
1 第十五章 ストレス管理スキルを高めて健康的な習慣を増やす
なんとも魅力的なタイトルですよねー健康的な習慣はあったほうがいいはずです。
この章では次のことが学べます。
・対処スキルをさらに高める方法を学べます
・ストレスと気分症状に対処するときに役立つリソースを見つけます
・助けを求める方法を学びます
これは、生活していく上で必要なスキルですね。ぜひとも習得しましょう。
ここで強調して伝えたいのは予防です。ストレスを管理することと、健康的な習慣を身につけることが、双極性障害の症状も含め気分変動のリスクを下げるための2つの戦略です
リスクを減らしていきましょう。とても大きなことです。リスクにさらされ続けて、それを避けるために身動きが取れなくなることほど不幸なことはありませんね。
2 健康的な習慣を増やす
健康的な習慣を書き出してみましょう。次の項目に分けて考えてみるといいですよ。
・今やっていること
・強めたいこと
・新たにしたこと
・再開したいこと
これまでも、今も、これからも全く健康的な習慣がないという人は少ないんじゃないですかね。今はやっていなくても、以前やっていて再開したいことがあると思います。そして、あれしたらいいなぁーって思う新しいことは多いんじゃないでしょうか。
私は休職してからウォーキングを始めましたので、それが今やっていることであり、強めたいことです。できれば短時間で同じ距離を移動したい。つまりウォーキングからジョギングへと切り替えたいです。
しかし、有酸素運動を続けていても、体重の減りが途中で止まってしまい、動きません。体重計に体の筋肉や脂肪量が表示されるのですが、筋力が少ないんですよね。だから、新たに筋トレを始めました。最初は少しずつ、徐々に負荷を増やしていきます。
そんな感じで考えています。
あとは、食べ物を控えるとかもありますね。お菓子とかお酒とか辞められてない場合は少しずつ減らすってのも健康的な習慣に含まれるようです。
3 体重のコントロール
これですよ、これ!!
一度目の鬱になって休職したとき、最初は少し痩せたのですが、薬を飲みつづけているうちに、食事量が変わっていないのに体重が増えていきました。そのときジムにいくようにして体を動かしてみたんですが、増えていきました。
復職してからは運動する余裕がなくなり、さらに双極性障害の薬に切り替わってから体重の増加が一気に進みました。病院でも太りやすくなるので運動するようにしてくださいって飲み始めて4ヶ月後に言われました。もはや手遅れでしたね。
本書にも次のように書かれています。
体重増加は、双極性障害で薬を服用する人に共通する不満の1つです
みなさん、安心してください。あなただけではありません。共通する不満の1つだそうです。でもだからって、それでいいやとも言ってられませんよね。服のサイズが・・・ってなっていきますし、太れば病院の先生は簡単に「痩せてください」だの「運動してください」だの言いますからね。「できたらやってるよ!」って内心思ってしまいます。
いずれにしても、健康的な習慣を身につけるという意味で、ダイエットと運動は良い考えでしょう
ということで、ダイエットと運動は大切ですね。これ、翻訳本だから「ダイエット」は本来の英語の意味で書かれているのか、日本語風にされているのかわかりません。「食事」って意味で捉えても通じそうですからね。
本書では体重のコントロールにおける障がいや取り組んだ方がいいであろうことがあって、チェックを入れていく箇所があります。それを実行していくのですが、注意事項があります。
まずは何かポジティブな習慣を1つ、身につくまで行うことから始めましょう。それが身についたら、もう1つ別のポジティブな習慣を加えます。変えられるという自信が強くなってきたら、ネガティブなことを取り除くことを始めてください
健康に関することをしようと思ったら、ネガティブなことを取り除くことを先にしますよね。禁煙とか禁酒とか。そして、大抵それは失敗します。
むしろ発想は逆で、まずはポジティブな習慣を身につけて、それができたって自信がついたらネガティブなことをやめればいいんですね。ネガティブなことをやめる方がパワーが必要なんですね。順番を考えてやってみましょう。
4 緊張を減らすためのリラクゼーションエクササイズ
リラクゼーション、つまり、リラックスすることは、自然にできるものかと思ったらそうではないようです。何がリラックスになるのかわかりませんが、次のように書かれていました。
・リラックスする力は対処スキルの1つです
・気分の変動がある人の場合は、普通は非常に努力しなくては身につきません
・このエクササイズをするとほとんどの人が緊張が減ったと言います。ただし完全になくなるわけではないようです
二つ目の項目がグサッときますよね。リラックスの方法がうまくないから、うまくコントロールできないんだと・・・
そういえば、昔から言われてたんですよね。何がストレスか気づいていない上に「ストレスの発散が下手くそ」って。たまに倒れて病院に運ばれてたんですが、その際に言われてました。ストレスに気づかずため込んで、倒れているって。
そのときに「ストレス発散しなさい」とか「リラックスしなさい」とかしか言われなかったんですよね。そう言われてもわかんないし・・・って思ってたらやっぱり難しいんじゃないか。
ということで、リラクゼーションはスキルです。磨かなければなりません。めっちゃ長いので写メしましたが、ちょっと見にくいです。ごめんなさい。
私は自律訓練法で練習しているので、この方法は実施していませんが、よく似た感じです。向いている方をやればいいと思います。
5 よりどころにできるリソース ー持っている力を使いましょう
助けを求めるというのは何も人だけとは限りません。持っているリソースが力となってくれるのです。
①あなた自身が身につけている対処リソース
②人間関係のリソース
③治療リソース ー 医師、セラピスト、薬
こんな感じですね。もう皆さんには力になってくれるものがたくさんあるんですよ。状態が悪化したとしても、落ち着いて周りにあるものを考えれば、対処する方法があるはずです。
6 おわりに
さて、今回の内容はどうでしたか?
私はこのテキストの中で一番耳が痛い章だったと思います。
体重に関してと、リラクゼーションに関してです。
基本的に小さい頃からコロコロした体型なので、基本的に痩せていたことがあまりありません。(病的に痩せた時を除いて)だから、世の中で言われる標準体重になんてなったことありません。私には無理です。しかし、今は昔の自分の平均を大幅に上回っています。同世代と比べて太りすぎです。
その体重の増加は、薬の飲む前と飲んだ後で大きく変わっています。数ヶ月で変わりましたからね。間違いないと思います。痩せる薬ほしいなぁって思います。
今はナイシトールとかヴァームとかダイエット商品を使って運動しています。摂取カロリーもなるべく抑えていますが、やっぱりなかなか減りません。本当ならもっと減ってもいいはずなんですけどね。
ただ、筋力が少ないので、それを高めるともっと進むかなーと思って取り組むことにしました。
リラクゼーションもカウンセリングで教えてもらったので、取り組んでいきたいと思います。
さーて、今日も一日生き延びていきましょう。